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大穴列伝 「大波乱の女王 サンドピアリス」

第14回 エリザベス女王杯

1989年11月12日 京都競馬場。
牝馬3冠最終戦のエリザベス女王杯(芝2400m)。

この日の主役はシャダイカグラだった。

桜花賞を18頭の18番枠(単枠指定)に入り、
なおかつスタートで出遅れた不利がありながら、
天才武豊の好騎乗でGⅠタイトルを獲得。
続くオークスではライトカラーの執拗なマークに、
屈し2着になるも、依然この世代のトップに立っていた。

この日も、8枠20番(単枠指定)の大外枠。
それでも単勝2.2倍。夏の上り馬メジロモントレー(3.4倍)との
一騎討ち模様が漂っていました。

対して、サンドピアリスは単勝430.6倍。
ダート戦で2勝。芝での掲示板経験もなければ、
1000万下もクリアできていない馬だった。

ただ、ヒダカ・ブリーダーズ・ユニコンが初年度募集馬を
GⅠに出走させたかったのと、吉永忍調教師が2年目の岸滋彦に、
GⅠの舞台を経験させたかった一心だった。

レースはレディゴシップが2番手キオイドリーム以下を離して、
逃げる展開。シャダイカグラも4番手につけて、各馬も早めに
先団に取り付ける形になりました。

自然と流れも速くなり、先頭集団と後方集団で2極化することに。

残り800mを過ぎたところでシャダイカグラが先頭に並びかける。
ココでも圧倒するかと思われたが、4コーナーに入ったところで、
シャダイカグラの手応えが悪くなり、後続にどんどん抜かれていく。
(結果20着。この時、靭帯損傷した事により、引退。)

ハイペースで飛ばした先行馬は次々と脱落していき、
直線は差し・追い込み馬の叩き合いに変わる。

後方に待機していたサンドピアリスが外をグングン伸びてくる。
中団から早めに仕掛けたヤマフリアルを交わしゴール。

シャダイカグラの大失速もさることながら、
全く予想だにしなかった勝ち馬の光景に、場内は唖然。

記念受験ならぬ記念レースのようなもので勝利したのだから、
陣営も驚きを隠せなく、インタビューで同馬の名前を、
間違え続ける事に。

2着ヤマフリアルも単勝27.8倍の10番人気。
サンドピアリス同様後方から追い込んできた3着シンビクトリーは、
113.7倍の14番人気。

当時、単勝・複勝・枠連のみの発売だったので、
枠連配当8460円に留まったが、
もし現在のように3連複・3連単が発売されていたのなら、
おそらく、なかなか破られることのない記録が残っていただろう。

それでも単勝43,060円は、現在でもGⅠ最高配当記録として残っています。

第一次競馬ブームの立役者ハイセイコーが残した大穴娘。
この後9戦して、京都大賞典・京都記念(ラストレース)と、
2度馬券に絡むことになるのだが、いずれも(当時)京都芝2400mで、
穴馬券を提供していることに、この馬の面白さがあります。

 

着順 馬番 馬名 人気 単勝
サンドピアリス 20 430.6
17 ヤマフリアル 10 27.8
シンビクトリー 14 113.7
14 ホウヨウファイナル 15 122.2
シンエイロータス 12.8

単勝:(6)43,060円
複勝:(6)7,670円、(17)720円、(8)6050円
枠連:(3-7)8,460円

 

 

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プロフィール

【k-wind】 競馬を楽しんで10数年。オグリキャップから始まり、 ライスシャワー、ディープインパクトと、 大好きな馬は数知れず。「競馬の魅力とは」 このテーマを日々考えている30代牡です。

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