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2017年4月~5月 海外競馬まとめ

2017年4月~5月 海外競馬まとめ

4月中頃~5月中頃にかけての主な海外競馬まとめです。

 
クイーンエリザベスⅡ世カップ(2017)
(シャティン・GⅠ・芝2000m)

4月30日、香港シャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ。
日本からネオリアリズムが出走し、香港の有力どころ相手に見事勝利。
超スローな流れから早め仕掛けで押し切るJ.モレイラ騎手の腕も光った。
2着に香港のPakistan Star(パキスタンスター)、3着にWerther(ウェザー)が入り、
上位人気での決着となりました。

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ガネー賞(2017)
(サンクルー・GⅠ・芝2100m)

5月1日、フランスのサンクルー競馬場で
仏古馬GⅠの開幕戦ガネー賞が行われました。

好位ラチ沿いを追走したCloth of Stars(クロスオブスターズ)
直線、間を割って伸びて勝利。
進路取りを手間取ったZarak(ザラク)が、
前が開くと、グングン伸びるも2着。

Cloth of Starsは父Sea The Starsで、
母はStrawberry Fledge(父キングマンボ)。
昨年の英ダービーで9着も、
今年に入って重賞3連勝でGⅠ初制覇。

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ムーアスブリッジS(2017)
(ネイス・GⅡ・芝10ハロン)

5月1日、アイルランドのネイス競馬場で、
ムーアスブリッジSが行われました。

昨年のカルティエ賞(欧州年度代表馬)の
GⅠ7勝牝馬Minding(マインディング)が、
2017年初戦として注目を集めました。

取り消しが合って4頭立てとなった同レース。
スタート後なにも先手を取らないので、
Mindingが手綱を抑えながらも先頭に。
終始スローなまま隊列変わらず、そのままゴール。
Minding陣営としては調教レースにもならないレベル。

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英2000ギニーS(2017)
(ニューマーケット・GⅠ・芝直8ハロン)

5月6日、イギリスのニューマーケット競馬場で
英クラシック第1弾2000ギニーSが行われました。

昨年の10月からの休み明けも、
5連勝中ですでにGⅠ2勝のChurchill(チャーチル)が圧倒的人気。
馬群の中で脚を溜めて、ラチに進路を取ると一気に伸びて勝利。
ダービーでも1人気に推されているが、
距離延長するのかマイル路線でいくのか、まだ不明。

Churchillは父Galileo(ガリレオ)で、母がMeow(父ストームキャット)。
母系は短距離での活躍馬が目立つがはたして。

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ケンタッキーダービー(2017)
(チャーチルダウンズ・GⅠ・ダ10ハロン)

5月6日、アメリカのチャーチルダウンズ競馬場で、
今年の米クラシック第1弾ケンタッキーダービーが行われました。

今年は主役不在の大混戦。
不良馬場の中State of Honor(ステイトオブオーナー)がハイペースで飛ばす。
番手にAlways Dreaming(オールウェイズドリーミング)
向こう場面で早くもState of Honorが脱落すると、
代わってIrish War Cry(アイリッスウォークライ)
Battle of Midway(バトルオブミッドウェイ)が競りかけてくるも、
Alawys Dreamingはモノともせずに2着以下を突き離して圧勝。
後方の馬達はバテバテ状態となっている中、
悠々とゴールした姿は2冠までは確実と思わせる内容でした。

Always Dreamingは父Bodemeister(ボードマイスター)で、
母はAbove Perfection(父インエクセス)。
前走フロリダダービーに続いて4連勝で3歳頂点に。

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チャンピオンズマイル(2017)
(シャティン・GⅠ・芝1600m)

5月7日、香港のシャティン競馬場で、
春のマイル王決定戦チャンピオンズマイルが行われました。

1番人気は今年香港史上初の3冠を達成したRapper Dragon(ラッパードラゴン)
昨年末に香港マイルを制したBeauty Only(ビューティーオンリー)が2人気。

いつもより出が悪かったRapper Dragonでしたが、
すぐさま馬群に追いつき後方の内で脚を溜める。
しかし、1コーナーを曲がったところで故障発生。

2番手追走していたContement(コンテメント)が、
直線外から迫るHelen Paragon(ヘレンパラゴン)と、
内から鋭く伸びるBeauty Onlyを退け勝利。

Rapper Dragonは診断の結果予後不良。
その走りっぷりから現香港最強というだけでなく、
稀代の名馬になり得た存在だっただけに、
非常に残念な結果となりました。

映像

 
プール・デッセ・デ・プーラン(2017)
(ドーヴィル・GⅠ・芝直1600m)

今年の仏クラシック第1弾。
混戦気味の中、2歳GⅠ馬Nathional Defense(ナショナルディフェンス)
5戦4勝Brametot(ブラメトゥー)、4戦2勝Orderofthegater(オーダーオブザギャザー)
上位人気。

欧州直線競馬特有の二手に分かれた馬群が残り4ハロンで合流。
内の馬群にいたLe Brivido(ルブリヴィド)と、
外の馬群にいたBrametotの激しい競り合いの末、
わずかにBrametotが出て勝利。

Brametotは父がRajsaman(ラジサマン)、
母はMoming Light(父ローソサイエティ)でドイツの名種牡馬モンズーンの甥。

映像

 
~番外~

欧州のディープインパクト産駒たち

欧州もシーズンインして、
Akihiroをはじめ欧州のディープインパクト産駒も、
結構出走していますので、まとめておきます。

-フランス-

Akihiro(アキヒロ) 4戦2勝
母:Baahama(父アナバー)
馬主:ヴェルテメール兄弟(←シャネルのオーナー)
調教師:A.ファーブル

04.16 ノアイユ賞(GⅢ) 2着
05.08 グレフュール賞(GⅡ) 3着

仏2歳重賞勝ち馬で、3歳クラシック戦線で期待されてはいるものの、
イマイチな成績続きで、仏ダービー戦線で一歩後退。
しかし末脚確実なため、嵌れば汚名返上も。

-イギリス-

Impact Point(インパクトポイント) 1戦0勝
母:Rumba Boogie(父レインボークエスト)
馬主:カタールレーシング
調教師:A.バルディング

04.08 未勝利(AW8ハロン) 2着

出遅れながらも2着争い制す。

Lethal Impact(リーサルインパクト) 2戦0勝
母:Musical Way(父ゴールドアウェイ)
馬主:カタールレーシング
調教師:D.シムコック

04.22 未勝利(芝11ハロン) 6着

ミッキークイーンの全弟ですが、なかなか厳しい。

Fierce Impact(フィアスインパクト) 2戦1勝
母:ケイアイガーベラ(父スマーティージョーンズ)
馬主:カタールレーシング
調教師:D.シムコック

04.28 クラシックトライアル(芝10ハロン) 5着

現在ディープ産駒唯一のイギリス競馬勝ち馬。
ここを勝てばダービーもという所でしたが見せ場なし。

Love Conquers(ラブコンカース) 1戦0勝
母:ラブアンドバブルス(父ルーソヴァージュ)
馬主:カタールレーシング
調教師:R.バケット

04.28 未勝利(芝10ハロン) 9着

ディープブリランテの全妹。かなり厳しい。

New World Power(ニューワールドパワー) 4戦0勝
母:リッスン(父サドラーズウェルズ)
馬主:カタールレーシング
調教師:D.シムコック

05.06 ハンデ戦(芝14.5ハロン) 5着

4歳。タッチングスピーチの全弟。
3歳時に2着3着4着と来て、明け4歳でどうなるかと思いきや、
さらに着順下げるという。
直線それなりに伸びてはいるので、距離短縮であらためて。

-アイルランド-

Pavlenko(パブレンコ) 2戦0勝
母:Maybe(父ガリレオ)
馬主:クールモア
調教師:A.オブライエン

05.07 未勝利(芝8ハロン) 3着

良血馬ですが、2歳デビュー時は全く競馬にならず。
年明けて3歳初戦は後方から大外伸びての競馬で、
決して悪くはなく、展開と相手次第では。

Wisconsin(ウィスコンシン) 1戦0勝
母:Peeping Fawn(父デインヒル)
馬主:クールモア
調教師:A.オブライエン

05.13 未勝利(芝10ハロン) 2着

母Peeping Fawn(ピーピングフォーン)はGⅠ4勝の名牝。
母系も活躍馬多数で超良血馬。
ディープ産駒が失速しやすい番手からの追走で、
勝ち馬に差をつけられたものの最後まで粘っての競馬。
一定の力がある所は見せたデビュー戦。
Peeping Fawnもデビュー戦大敗し4戦目で初勝利。
そこからGⅠ戦線で大活躍しただけに、
Wisconsinもコレから、さらに伸びる可能性あり。
楽しみな存在です。

 

 

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