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種牡馬サマーバード、変位疝により死亡

<2013年12月24日>

2009年の米3歳牡馬チャンピオンで、
今年から日本で種牡馬として供用されていたサマーバード(牡7)が23日、
変位疝のため死亡した。

~netkeiba.com~

サマーバードは2009年3月にデビュー。
米国クラシック1冠目のケンタッキーダービーマインザットバード
圧勝する中、後方から外々を回り追い込んでの6着。

2冠目のプリネークスSは回避し、3冠ラストのベルモントSに出走。
中団から最終コーナー手前で仕掛け始め、直線で先行各馬を交わし勝利。
ダービー馬マインザットバード(3着)を下しました。

 
2009年 ベルモントS

ケント・デザーモ騎手に乗り替わったこのレースから、ハスケル招待S2着、
トラヴァーズS勝利、ジョッキークラブGC勝利と立て続けにGⅠで連対。

 
2009年 トラヴァーズS

 
2009年 ジョッキークラブゴールドカップ

 
続くブリーダーズカップ・クラシックではここまで13戦無敗の
ゼニヤッタの切れ味に屈したものの、いつものように早めの仕掛けで、
直線は一瞬先頭を伺う好走を見せました(4着)。

続いて、ジャパンカップダートに出走の為来日。

その年の米国3冠の優勝馬が出走するのは初の事だったので、
ジャパンカップダート史上最高レベルの大物が出走すると賑わいましたが、
調教中に骨折。出走は叶いませんでした。

以後、復帰に向けて療養されたが、結果良くなることはなく引退決定。
種牡馬として繁養されることになり、2012年11月に日本系種牡馬協会が購入し、
日本でも共用されることになりました。

そして、2013年12月23日に変位疝(疝痛の一種)により死亡。

つまり日本で産駒を残したのは、わずか1年。

サマーバードといってもストームバードの直系ではありません。
ただし、ストームバードの3×3というクロスを持っているため、
現在の日本のストームバード系の適応性を考えると、
貴重な種牡馬になっていたかもしれなかったので、
この早逝は残念です。

 

 

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