オルフェーヴルが宝塚記念回避
<6月13日>
6月23日に阪神競馬場で行われる注目の「4強対決」、
宝塚記念へ出走を予定していたオルフェーヴル(牡5、池江泰厩舎)が、
同レースへの出走を回避することが明らかとなった。
オルフェーヴルは、けさ栗東トレセンで池添謙一騎手が
跨っての宝塚記念1週前追い切りを行ったが、
調教後の息遣いがよくないことから検査を行ったところ、
EIPH(運動誘発性肺出血)を発症していることが判明したという。
同馬は昨年に続く宝塚記念連覇を目指していたが、
1週前にして急遽の回避が決定。
今後はノーザンファームしがらきへ放牧に出された上、
凱旋門賞再挑戦プランなどについても改めて検討される見込み。
-netkeiba.comより-
宝塚記念1週間前での突然の残念なお知らせ。
今年の宝塚記念は、
オルフェーヴル、フェノーメノ、ゴールドシップ、ジェンティルドンナ
の、古馬4強対決で注目が集まっていただけに、
この内の大将格であるオルフェーヴルが抜けるのは、
いろんな意味で痛いですね。
この「EIPH」。
簡単に言うと、このブログでも紹介した「内因性による鼻出血」の
一歩手前の状態の様です。(紹介文はコチラ)
ですので、ここで無理をしてしまうと、
宝塚記念はおろか、後々まで競争能力に影響を及ぼしかねないため、
この回避は致し方ないところ。
酷くならないうちの治療は大事。
問題は、クセになりやすい病気の為、
今後の調教・レース選びが、より一層難しくなりそうです。
昨年の凱旋門賞を見ると、
日本馬で凱旋門賞を勝つのに1番近い馬だっただけに、
この躓きは本当に残念です。
凱旋門賞を勝つ以外での種牡馬価値の向上は見込めないので、
おそらく凱旋門賞1本に絞ってくるだろうが、
それはそれで、オルフェーヴルが最後に出走した4月の大阪杯から
10月の凱旋門賞まで、6ヶ月の間隔があくことになります。
はたしてどうなるでしょうか。
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