ニエル賞、フォワ賞の枠順決まる。
<2013年9月13日>
凱旋門賞の前哨戦、ニエル賞・フォワ賞の枠順が決まりました。
(ともにロンシャン競馬場芝2400m)
日本からはニエル賞にキズナに出走。
フォワ賞にオルフェーヴルとステラウインドに出走。
キズナが3番枠(ゼッケンは8番)。
オルフェーヴルが1番枠(ゼッケンは7番)。
ステラウインドが3番枠(ゼッケンは5番)。
本番は先とはいえ、それを見据えた大事な1戦。
勝ち負けよりも内容が問われるレースとなります。
では、ニエル賞から有力馬を見ていきます。
まず、第一にフリントシャー。
今年の欧州3歳勢のレベルが低いかもしれないのは度々書きましたが、
この馬はデビューが遅れたことにより、クラシックには出走しませんでした。
しかし、4戦目でGⅠ初出走となったパリ大賞典(ロンシャン・芝2400)では
中団外目の追走から直線楽に抜け出して余裕を持っての勝利。
今回も出走するマンダウィ、オコヴァンゴを相手に楽勝しています。
パリ大賞典勝ち馬はニエル賞でも好走確率高く、
そのまま本番の凱旋門賞でも好走する事が多いです。
ディープイパクトが出走した2006年の勝ち馬レイルリンクも、
パリ大賞典→ニエル賞→凱旋門賞と3連勝でした。
このレイルリンク以来、凱旋門賞では勝ち馬こそ出ていませんが、
大負けはほとんどしないので、日本馬にとっては1番の脅威ではないでしょうか。
ただパリ大賞典の勝ちタイム自体は評価できないので、
つけこむならソコ。
次にルーラーオブザワールド。
今年の英ダービー馬。ドーンアプローチが圧倒的人気になりながら、
結果はルーラオブザワールドが競り合いを制し勝利し、
ドーンアプローチは大敗。
ルーラオブザワールドの時代が来たのかと思いきや、
続く愛ダービーでトレーディングレザーに大敗。
そのトレーディングレザーは古馬相手に善戦しているとはいえ、
勝ち馬とは、やや離れた着差ということもあって、
今年の欧州3歳勢のレベルに疑問がつく内容となっています。
他ではシカルプールやトリプルスレットなど
気になるには気になりますが、
大本命の相手はフリントシャーと考えて良さそうです。
キズナがどこまで馬場に対応できるかがカギとはいえ、
フリントシャー相手に好走できれば、本番でも楽しみになりそうです。
予想としてはフリントシャーが勝つかなぁ、
と思っていますが・・・。
フリントシャーが勝ったパリ大賞典(2013)
続いて、フォワ賞について目を向けると、
こちはら、前年同様のオルフェーヴルが力を発揮できるなら、
問題になりそうな馬は見られません。
キャメロットが相手と言われますが、
今のキャメロットはそれほど恐れる事もないし、
脚元すくわれない限り大丈夫かと。
そういう意味では、ナウウィーキャン・ハヤランダにも、
気を付けるべき相手かもしれません。
まぁ、とは言ってもオルフェーヴルの力が衰えていない限り、
負ける相手じゃないと思うので、大丈夫じゃないでしょうかね。
なお、各レースの発走時刻は次の通り。(日本時間)
・ニエル賞:21:30 頃
・フォワ賞:23:15 頃
レースはCSの競馬専門チャンネル「グリーンチャンネル」で
完全生中継。
グリーンチャンネル未契約の方には
「ラジオNHIKKEI第1」で実況生放送します。
インターネットラジオの『radiko』で聞くことができますので、
日本馬を応援しましょう。
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