ドイツダービーは直線超大外圧勝のシーザムーン。
<2014年7月7日>
6日にドイツ・ハンブルク競馬場で行われたドイツダービー(GⅠ、芝2400m)は、
断然人気に推されたクリストフ・スミヨン騎手騎乗のシーザムーンが
11馬身差の圧勝。無敗でドイツ3歳馬の頂点に立つとともに、
凱旋門賞路線の新星として注目を集めることになった。
勝ちタイム2分29秒86(良)。
~sanspo.com~
スタートから徐々に先頭に並びかけハナに立ったシーザムーンでしたが、
最終コーナーで大きく外ラチの方へ走っていく。
数秒その姿が消えますが、直線で内から追い出しに入っている各馬を横目に、
外ラチ沿いを1頭楽な多手応えで大楽勝するシーザムーン。
直線半ばからは、もう流しての着差です。
基本的にこの競馬場は外が伸びる馬場。
とはいえ、ここまで極端な競馬をするのは相当な度胸。
能力があるという前提のモノですが、さすがスミヨンと言ったところでしょうか。
シーザムーンはシーザスターズ産駒(母父Monsun)。
これで4戦4勝。無敗のまま一気に欧州路線の主役級に上り詰めました。
今回出走したドイツの3歳勢のレベルがどの程度なのかは、
これから分かってくるのですが、
少なくともシーザムーンがみせたこのパフォーマンスは、
現段階で欧州トップレベルと言っても良いと思います。
ドイツダービー勝ち馬というと、
昔でいうと1995年ジャパンカップ制覇したランドや
近年ではディープインパクトのライバルと目されたシロッコなどが、
日本では馴染み深いですかね。
今年から日本で繋養されているノヴェリストも、
一昨年のドイツダービー2着馬(1人気)です。
今年の凱旋門賞のオッズで一気に3番人気に推されるほどの
パフォーマンスだったシーザムーン。
この欧州の新生は、どこまで上り詰めるか楽しみです。
個人的には、
凱旋門賞というレースにおいては、
オーストラリア>シーザムーンかなと思っていますが。
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