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ここまでの藤田菜七子騎手の騎乗ぶりを見て

ここまでの藤田菜七子騎手の騎乗ぶりを見て

<2016.3.15>

今年、新人JRA女性ジョッキーとして16年ぶりに誕生した藤田菜七子騎手。
新人としては異例の中央デビュー前に川崎でのデビューなど、
多くのメディアで報道されるなど、騎手が注目されるのは本当に希少な状態。
まさに”菜七子フィーバー“を巻き起こしています。

ここまで地方含めて22戦して2着(2回)が最高。
いまだ勝ち星なし。

3月3日の川崎デビューから高知競馬騎乗まで、
全ての騎乗レースを見ての感想を一旦ここらで。

 

前回、藤田菜騎手を取り上げた記事でも書いたように、
全体的に馬を動かすのは、かなり未熟な印象。

スタートの出は上手いのですが、そこから押していく力が無いので、
テンのスピードが無い馬だと、せっかく好スタートをしても
位置取りが後方になってしまうケースが多いです。

ラチ沿いでの競馬はしていますが、
直線では必ず外に持ち出す競馬。
恐怖心があるのか、それともテキや教官から安全騎乗を促されているのか、
内の馬群に突っ込むレースはしません。
馬群を捌く競馬を覚えないと、
「着」は拾えても、なかなか「勝利」は拾えません。

それには、やはり馬を動かす技術を身につけないとダメ。

馬に対して姿勢を平行に保つ基本に忠実な追い方は良いですが、
体幹が弱いのか、その姿勢を維持したままだと、
馬を力強く推す事がますます出来ない印象。

これも前回書いた事ですが、
馬に余力が残っていれば、軽斤量に加えて、
道中に無理をしないケースが多いので、
最後に伸びてくるのですが、余力の少ない馬を力を振り絞らせたり、
ズブイ馬などを力で上位に持ってくるのは、現状難しいようです。

となると先行馬や、逃げ馬で好走するのは厳しそう。
他にテンを争う馬がいる場合、譲ることも多いし、
押す力が無いので、全体のテンのスピードが緩くないと、
すんなりハナを奪え無い。

現状は、これまで好走した例と同じく、
後方から鋭い脚を持つ馬で上位進出しかなさそうです。

 

色々厳しい事を書きましたが、デビューしたての新人ジョッキー。
失敗しながら多くを学び技術を磨いていけば十分ですし、
若いので上達する可能性は大いにあります。

ただ、単勝万馬券でもおかしくない馬が1ケタ台のオッズになるほど、
見たことないような「スーパー過剰人気」な現状は少しかわいそうに思います。
(応援馬券だけでココまで行くかな?)
1勝さえすれば、少なくともこれほどの人気を被る事は無くなるはずなので、
とにかく、どんな形でも初勝利を挙げる事。
それにより、本人も周りも落ち着いて競馬が出来るはずです。

藤田菜騎手が特別扱いされていることに不満を持つ競馬ファンも多いでしょうが、
彼女が活躍することで競馬人気が盛り上がるのは間違いありません。
そうなれば不満を持つファンへの恩恵も出てくるはずです。
そもそも、現時点で藤田菜騎手の馬が過剰人気しているだけで、
他の馬を購入すれば儲かる事も多くなっています。

他の若手ジョッキーは少しずつでも結果を残せば、
必ずあとから注目されるようになります。

しかし、藤田菜騎手の場合、
「やはり女性ジョッキーは・・・」という概念が強い競馬界ですので、
今のこの注目を利用して、どんな馬でもどんどん騎乗し、
技術を磨くのと同時に、馬主や調教師への信頼を築いていくのが大事。

あと地方競馬場に引っ張りだこなのは良い傾向です。
ペースやコース形態など、中央よりも厳しい環境で揉まれることで
騎乗技術は確実に上がっていきます。

デビューからのハードスケジュールや
人気に堪えられなくて体力的にも精神的にも疲れているかもしれませんが、
今は無心で頑張ってもらいたい。

とにかく初勝利!!

 

 

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プロフィール

【k-wind】 競馬を楽しんで10数年。オグリキャップから始まり、 ライスシャワー、ディープインパクトと、 大好きな馬は数知れず。「競馬の魅力とは」 このテーマを日々考えている30代牡です。

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