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厩舎

競馬を取り行う上で大事な要素は、競走馬・騎手・厩舎(きゅうしゃ)。

競走馬・騎手については書いたので、

最後の「厩舎」について、今回は書いていきます。

厩舎=調教師(ちょうきょうし)というイメージで良いので、

調教師についても書いていきます。

 

厩舎とは

競馬においての厩舎とは、調教師(ちょうきょうし)が管理・運営する施設です。

 

その調教師って何だよ?

 

って、思われる方もいるので、先に調教師について軽く説明します。

 

調教師とは

騎手同様、日本中央競馬会と地方競馬全国協会が行う調教師試験に合格したもので、

厩舎を運営し、競走馬を管理する者を言います。

つまり、馬を馬主から預かって育成・勝たせる人です。

「競走馬」の項目でも書きましたが、牧場である程度育てられた競走馬を、

「レースに出走させるための最終段階の調教を行う者」と思っていただければ良いです。

 

その調教師が管理するのが厩舎なんですが、

馬券検討など競馬をする上でかなり重要な要素です。

まず、馬主は自身が持つ馬をどこの厩舎に預けるかと考えた場合、

成績優秀な厩舎に預けたいと思うのは当然。

 

成績優秀=競馬で勝つためのノウハウを持っている

 

競走馬は、「高い買い物」です。

購入費用を回収するには、レースで稼ぐしかありません。

 

「一般的に」、高額で取引された競走馬は、能力の高い馬が多いです。

当然、馬主も優秀な厩舎に預けたいです。そして、その能力の高い馬が、

能力を存分に発揮して、レースで賞金を稼ぎます。

賞金額の一部は厩舎に支払われるので、厩舎の設備を整えることができます。

さらに能力の高い馬の力を発揮させやすいようになります。

 

この繰り返しで、「優秀な厩舎はドンドン良い馬を預けられます。」

逆に、「結果が出ない厩舎は、ほとんど進歩のないままです。」

 

そこで各厩舎による営業が行われるのですが、

これに関しては、僕も良く知らないし、

 

知らなくていいです。(笑)

 

一方、馬主側にも色々な方がいますので、

優秀な厩舎に預けるのではなく、下位の厩舎に預ける方もいます。

 

優秀な厩舎には多くの馬が集まるのは上述である程度お分かりになると思いますが、

実は、それによる弊害があります。

それは、厩舎の馬房(ばぼう)が限られているという事。

(馬房は主催者側から借りる。)

馬房とは、馬が寝泊まりする部屋みたいなもの。

これが限られているという事は、あまりにも多くの馬を預かった場合、

なかなか、競走馬を放牧先から厩舎に戻すことができないのです。

 

しかし、下位厩舎はあまり馬を預かっていません。

つまり、空き馬房ができる確率が高く、

じっくり競走馬を厩舎で育てることができます。

 

下位厩舎に預けるのは、もう1つメリット(デメリットでもあるが)があります。

馬主と厩舎の意思疎通がしやすいという事です。

 

以上、基本的に優秀な厩舎に優秀な馬が集まりやすい傾向はあるものの、

下位厩舎でも、馬主と厩舎の繋がりが強いと、ポンと強い馬が出現するので、

過去のその厩舎と馬主の繋がりを調べるのも、馬券を買うポイントであると言えます。

 

~ひとこと豆知識~

厩舎を運営する調教師は、体が資本の騎手と違って、

会社の経営者と同じようなものですので、高齢になっても仕事はできます。

ですが、上述のように馬房は主催者側(JRA等)からの借りるものですのd、

当然、その数には限りがあります。よって、いつまでも1つの調教師が馬房を占拠していると、

あたらしく免許をとった調教師が、いつまでたっても開業できません。

よって、JRAでは70歳の定年制を採用してます。

 

 

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