古馬GⅠトライアルレース

2014年度より、
古馬GⅠ（宝塚・有馬記念除く）にトライアルレースが設けられました。

トライアルレースとステップレースの意味については、
以前の記事からどうぞ。（３歳トライアルレースについても記載しています）

「獲得賞金と収得賞金」で書いたように、
希望のレースに出走するには、収得賞金額が関わってきます。

つまり、収得賞金額が高ければ高いほど、自分のクラスのレースに
自由に出走可能になるのですが、逆に言うと収得金額が低ければ、
希望のレースに出走できないということも。

GⅠ前哨戦を勝ちながら、本番のGⅠに出走できないという事態が発生するのです。

例を出すと、2009年キクノサリーレが、
ジャパンカップダートの重要な前哨戦である武蔵野Sを勝利しながら、
本番のジャパンカップダートには収得賞金額が多い馬が多数出走したため、
わずかに賞金足らずで出走できないことがありました。

トライアル設置により、こういう例が少なくなってくるでしょう。

なお、優先出走権は各トライアルレースの１着馬のみに与えられます。

～解説～
ダートＧⅠは既にＧⅠで好走している馬が、
そのまま好走する確率が高く、上記２レースを勝利しても、
あまり予想の参考にはならないが、上述のように、
ダートはトライアルレースを設ける事自体に意義があります。
 

～解説～
どちらも本番とは違う右回りの急坂コース。
ですが、阪急杯は本番にも直結しやすいレースですので注意。
 

～解説～
距離適性の関係から、圧倒的に阪神大賞典組の好走が目立ちます。
 

～解説～
どちらのレースも、あまり気にする必要はありません。
特に福島牝馬ステークスから、ヴィクトリアマイルに連対したのは１頭のみ。
 

～解説～
どちらも重要なステップレースなので要注意。
ここからヴィクトリアマイルに向かう馬もいるので、
そちらの意味でも重要。
 

～解説～
セントウルＳ組の好走歴が高い。
 

～解説～
３つのレースの中では、
ほぼ同じコースで走る事が出来る毎日王冠が１番重要。
 

～解説～
唯一のトライアルレースですが、近年成績を見ると、
あまり気にする必要はありません。
 

～解説～
距離は短いが、ほぼ同じコースで走る事が出来るスワンＳ組は要注意。
 

～解説～
2014年度より中京ﾀﾞ1800に変更となりますが、
左回りで改修により直線が坂になった中京コースですので、
同じようなコース形態の武蔵野Ｓが今まで以上に重要となってきそう。