中央競馬と地方競馬
日本の競馬は、大きく2つに分かれています。
「中央競馬」 「地方競馬」
中央競馬は、日本中央競馬会(JRA)が主催する競馬です。
毎週土・日の昼間にTVで放送されているのが中央競馬。
(最近は土曜の地上波放送はなくなりつつある)
中央競馬会は農林水産大臣の監督を受け、
政府が資本金の全額を出資する特殊法人です。
よって、現在売り上げが下降気味の中央競馬とはいえ、
国がつぶれるか打ち切りを指示しない限り、
日本から中央競馬がなくなることはありません。
ただ、これが悪い意味で中央競馬会と国の持ちつ持たれつ関係を
生み出しているんですが、
おっと、これ以上は・・・。
これに対して、地方競馬はJRAと
地方競馬全国協会(NAR)という2つの特殊法人により管理、
都道府県及び市町村と地方公共団体で構成される一部事務組合が施行する競馬です。
地方公共団体等が施行することから、「公営競馬」という俗称で呼ばれることもあります。
競馬関係の話で、「中央が~」とか「公営が~」とか略称で
耳にすることもあると思いますので、
頭の片隅に置いておいてください。
さて、地方競馬は現在、一部を除き存続の危機に立たされています。
一つには、中央競馬と同じく景気の低迷や一般大衆のギャンブル離れなど。
さらに前述の2つの特殊法人がある構造(競馬の二層化構造)が、
互いに自分で管轄する地方競馬に力を入れ、
場外馬券の非認可(場外馬券については新ためて)等、
横の繋がりを強めないことで、地方競馬界全体を守ろうという気運が高まらなかったのが原因。
ただ、この「横の繋がり」自体は、さすがに危機感を感じたのか、
数年前から積極的に交流を深めようとしているので、改善されてきています。
それでも、地方競馬存続の危機は依然高いままで、さらなる手を打つ必要性があります。
ちょっと、暗い話になりましたが、
話を切り替えて、中央競馬と地方競馬、
それぞれどこの競馬場で行われているか列挙します。
(2013年現在)
<中央競馬開催 競馬場一覧>
北海道:札幌競馬場、函館競馬場
東北:福島競馬場
関東:中山競馬場、東京競馬場
北陸:新潟競馬場
東海:中京競馬場
近畿:京都競馬場、阪神競馬場
九州:小倉競馬場
<地方競馬開催 競馬場一覧>
北海道:門別競馬場、帯広競馬場
東北:盛岡競馬場、水沢競馬場
関東:浦和競馬場、船橋競馬場、大井競馬場、川崎競馬場
北陸:金沢競馬場
東海:笠松競馬場、名古屋競馬場
近畿:園田競馬場、姫路競馬場
四国:高知競馬場
九州:佐賀競馬場
東京競馬場(中央)
大井競馬場(地方)
~ひとこと豆知識コーナー~
それぞれ競馬場が所在する地域を指して略称を使う場合もある。
東京競馬場→「府中」
阪神競馬場→「仁川」
京都競馬場→「淀」
特に、「府中」と「仁川」は良く使われますので覚えておきましょう。
山本農林水産大臣の先日の発言もあり競馬結果の払戻し等から見て中央競馬には違法性有り有りの何でも、やりたい放題に見えて成りません。オリンピック問題や豊洲問題で国が今、お金を必要としているのが競馬結果に出ていますね。一体誰が何処で馬の枠順やオッズを決めて新聞記載に成るのか考えただけで危険なギャンブルに思います。最近は子供達の遊び場として、利用させて頂いてますけどね。不思議な疑問が沢山見て取れますよ。
そういえば、海外馬券の控除されたお金もどこで使われるのか不明ですね。