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血統あれこれ 「日本近代競馬のサイアー史」

血統については、今の段階ではこれまで書いてきた程度を覚えておけば良いです。

でも、「血統」は突き詰めていくと本当に面白くなってくるので、
個人的にも色々勉強していくことをお勧めします。
このブログでも紹介できることがあれば、紹介していきます。

では今回は、日本近代競馬の血統史について書いてきます。

まず、前回書いた「現在の競馬は4系統でホボ決まっている」の証拠として、
先日の日曜日(2013年3月24日)に行われた競馬の1~3着馬の父馬を表にしました。

青色・・・ノーザンダンサー系
緑色・・・ターントゥ系
赤色・・・ネイティヴダンサー系
茶色・・・ナスルーラ系

上表では基本色を上記のように分けていますが、
さらにそこからそれぞれの子系統ごとに色分けています。

表を見ていただければわかるように、

ほぼです。

いかに、ターントゥ系が日本にマッチしたかお分かりになると思います。
その最大の功労者がサンデーサイレンスです。

では、今日は上の4系統を主体に日本の近代競馬で、
どのように「主流血統」が変わっていったか簡単に書いてきます。

1960~70年代 ナスルーラ系の台頭
この時期、全世界で発展したナスルーラ系は、
テスコボーイという種牡馬が輸入されてきて、日本でも発展しました。
テスコボーイ(プリンスリーギフト系)は数々の名馬・名種牡馬を
誕生させて、サクラバクシンオー(2011年没)を通じて、現在でも
勢いは衰えたものの、脈々と受け継がれている系統です。

 

1970~1980年代 ノーザンダンサー系大爆発
ノーザンダンサーの登場により、
世界の縮図はナスルーラ系から取って変わりました。
日本では、ノーザンダンサー系種牡馬の輸入が少し遅れたものの、
ノーザンテーストの輸入により、ノーザンテースト一強時代に入りました。
なんと10年連続でリーディングサイアーに輝くことになります。

※リーディングサイアーとは、その年の種牡馬別産駒成績です。
 つまり、産駒が稼いだお金の合計額。

 

1990年初頭 ロベルト系(ターントゥ系)の台頭
日本でノーザンテーストの牙城を崩したのがリアルシャダイの登場です。
リアルシャダイはターントゥ系に属するロベルト系種牡馬で、
産駒に豊かなスタミナを受け継がせるのに秀でた種牡馬でした。

ただ、多くの有力競走馬は体質が弱く、リアルシャダイの後継となる馬は
現れることなく衰退していきました。
そこに登場したのが、同じロベルト系のブライアンズタイム
スピード・スタミナ共優秀な産駒を多く輩出。
ブライアンズタイム時代の到来かと思われました。

 

1990年代中期 グレイソヴリン系(ナスルーラ系)の復権
トニービンの輸入により、衰退していたナスルーラ系に輝きが戻りました。

日本に輸入された初年度から多くの活躍馬を輩出し、
瞬く間にリーディングを奪取。一気に勢力拡大かと思われましたが、
コチラも、それは叶いませんでした。
ちなみに、グレイソヴリン系はナスルーラ全盛時代に、
日本で一度流行している(タマモクロスなど)ので、
日本で走る下地はあったのです。

 

1995年~ サンデーサイレンス系(ターントゥ系)黄金時代
米国2冠及び世界最高峰のレースのブリーダーズカップ・クラシックを
制したサンデーサイレンスが種牡馬として輸入され、
これまでの種牡馬争いが一気に終結しました。

初年度産駒から、いきなりリーディングを奪取。
以後13年連続でリーディングサイアーとなる等、
数々の種牡馬記録を塗り替え、現在の日本競馬界を形作ることになりました。

「分からなければ、とりあえずサンデー産駒買っておけ」

競馬場でこんな言葉が、冗談でなく飛び交う時代になります。

しかし、現在あまりにもサンデーサイレンス系が増えたために、
馬を配合するうえで、サンデーサイレンスの血を持っていない馬を探すのに
苦労することになっています。
日本の競馬界ではサンデーサイレンス系に変わる種牡馬探しが、
急務となっています。

以上のように、日本近代競馬のサイアー史を見てきましたが、
ターントゥ系の台頭は日本だけの話で、
欧州や米国では依然ノーザンダンサー系や、
ナスルーラ系、ネイティヴダンサー系の活躍の方が目立っています。

 

余談ですが、
ブライアンズタイムトニービンサンデーサイレンスの3頭の種牡馬の事を、
「(種牡馬の)御三家」と言われています。

この中で、唯一リーディングを取れなかったブライアンズタイムですが、
他の2頭はもう亡くなっている中、
2013年現在(28歳)も種牡馬生活しているタフガイ!!
産駒の勝利数もサンデーサイレンス・ノーザンテーストに続き第3位。
20年連続産駒の重賞制覇も成し遂げているなど、
決して他の2頭に見劣りしない名種牡馬となっています。

~追記~
この記事を投稿した6日後(2013年4月4日)に、
ブライアンズタイムは放牧中の骨折により、安楽死処分がとられました。

 

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【k-wind】 競馬を楽しんで10数年。オグリキャップから始まり、 ライスシャワー、ディープインパクトと、 大好きな馬は数知れず。「競馬の魅力とは」 このテーマを日々考えている30代牡です。

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