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BCフィリー&メアターフ(2016) 出走馬紹介と予想

BCフィリー&メアターフ出走馬紹介と予想

BCフィリー&メアターフの出走馬紹介です。

→ 出馬表はコチラ
→ 過去5年データはコチラ

今回は頭数少ないので、
注目馬だけでなく全馬紹介します。

その前に、
メルボルンCでは結局各ブックメーカーの上位人気の馬が来ていました。
やはり経験値豊かなプロの目は信じるに値するという事でしょう。
特に日本競馬みたいに情報が豊かでない海外レースとなると、ことさら。

それに日本のオッズとブックメーカーのオッズ差を考慮すれば、
美味しい配当にありつけます。
例えば先日のメルボルンCで言えば、
ブックメーカー上では4人気付近だった2着ハートブレイクシティが
日本での人気は12番人気。ここまでではないですが、
他の上位入着馬も、ブックメーカーと日本のオッズで
乖離が見られました。

ブリーダーズカップはメルボルンCほど情報が少なかったり、
難解なレースではないので、あそこまでオッズの差は出ないと思いますが、
やはりブックメーカーの人気順は、ある程度参考にすべきと思います。

 
では、BCフィリー&メアターフのブックメーカー順位で出走馬を紹介します。

 
満点=★8つ(個人的見解)

Lady Eli レディイーライ(米・牝4・56.0kg)

★★★★★★☆☆

BCジュヴェナイルフィリーズターフ(GⅠ)含めて2~3歳にかけて、
芝レースで無敗の6連勝。しかも全レース楽勝と、
昨年のBCフィリー&メアターフはこの馬で決まりみたいな風潮だった所、
ベルモントオークスのレース後に釘を踏んだことが原因で、
蹄葉炎を発症。同じく競走馬にとって難病とされる屈腱炎と違い、
命に直結する病気だけに、すぐに手術が行われました。
陣営の努力もあり、幸い重篤なものにはならなく、
手術は無事成功。とはいえ1年の休養を要することに。

で、今年の8月ボールストンスパで復帰。
以前のようにマクリ競馬で楽勝かと思いきや、
直線での伸びがイマイチ。さらに後ろから来た馬に差されて2着。
2走目となった前走フラワーボウル招待Sで復帰後初勝利を飾るも、
やはり故障前のような直線の伸びは無く、
なにか馬がセーブして走っているように感じました。
精神面のものだと、今回のメンバーだと厳しいかもしれません。

とはいえ、アメリカ芝戦線を引っ張るC.ブラウン師が、
かつて「預かった芝馬では過去最強」と言わしめた、その能力。
叩き3走目で全快となればアッサリも。

蹄葉炎を克服して頑張る姿には熱いものを感じるので、
応援の意味を込めての★6つとしました。

 
Seventh Heaven セブンスヘヴン(愛・牝3・54.5kg)

★★★★☆☆☆☆

今年の愛オークス馬。
ガリレオ+クールモア+オブライエン+ムーア
の、おなじみ4種の神器です。
2走前のヨークシャーオークスでは凱旋門賞馬ファウンドを破り1着。
(ファウンドの騎乗ミスもありましたが)
前走も負けたとはいえ大きく出遅れたのが響いた印象。
今回出走するメンバーでは、実績・能力最上位だと思います。

ただし、スタートが速くないのが、
このサンタアニタパーク芝2000では大きな欠点。
いくら後方から行く馬とはいえ、出遅れたら終わりです。
さらに追込み馬には厳しいコース形態なだけに、
鞍上の手腕が問われるのですが、そこはムーア騎手。
何とかしてくる可能性は高いでしょう。

とはいえ、軸にするには少し勇気がいる印象。

 
Queens Trust クイーンズトラスト(英・牝3・54.5kg)

★★★★★☆☆☆

1勝馬ですが、どんなレースでも崩れないのが魅力。
能力もSeventh Heavenと同じくらいかと。
瞬発力ではSeventh Heaven、持続力ではQueens Trustといった感じ。
今回でいえば、スタートに不安が少ない分、
Queens Trustの評価を上にしました。

とはいえ、この馬も後方から行く馬だけに、
仕掛け所が難しい。まぁ、デットーリ騎手なので、
どんな奇策に打って出るか、注目したい所。

 
Sea Calisi シーカリシ(米・牡4・56.0kg)

★★★☆☆☆☆☆

11戦して着外1回という堅実派。

昨年のヴェルメイユ賞3着など欧州からの移籍組。
欧州でもそこそこやれていたので、
レベルが下がる米芝路線だと、やはり力が違う。
とはいえ、やはり後方から行く馬というのがネック。
せっかくの最内枠なので、
思い切った騎乗が出来ればチャンスあるが。

 
Nuovo Record ヌーヴォレコルト(日・牝5・56.0kg)

★★★★☆☆☆☆

どんなレースでも常に安定していましたが、
今年は、やや不安定さが出ています。
加えて大外枠。
先行するにしても、スタート後かなり脚を使う事になります。
後方からでは届かない。
非常に難しいレース運びが豊騎手の腕に課せられています。

応援はしますが、馬券の本線とは行き難い。

 
Pretty Perfect プリティパーフェクト(愛・牝3・54.5kg)

★★☆☆☆☆☆☆

パークヒルSでSimple Verse(シンプルバース)の2着など、
スタミナ力ではメンバー随一。
ただスピード力が無いので、勝ち負けとなると厳しい。
枠も厳しいので、ここはSeventh Heavenへのアシストとして、
ハイペースに持っていく役になる可能性も。

前に行けるのは魅力も、馬券対象としては見れない。

 
Catch a Glimpse キャッチアグリンプス(米・牝3・54.5kg)

★★★★★★☆☆

今年の3歳牝馬芝路線の代表。
ダートのデビュー戦は5着も、芝に変わった2戦目から
ベルモントオークスまで破竹の8連勝を飾りました。

スタートがとにかく上手くて、先行しての粘りもあります。
それだけに前走のQEⅡチャレンジCが案外。
いつものようにスタート決めて、良いペースで流れていたのに、
直線手応えなし。鞍上もほとんど追う事はありませんでした。
一瞬故障したのかな?とも思いましたが、
今回出走してきたという事は問題無いハズ。

内枠もとれてスタートも上手く先行して粘りもあり、
人気薄となれば、絶好の狙い目ではあります。

ただし、前走が精神面だと怖い。

 
Al’s Gal アルスギャル(米・牝5・56.0kg)

★☆☆☆☆☆☆☆

現在連勝中と勢いには乗りますが、
はっきり能力不足。
前に行けるのは魅力も、
このメンバーでは厳しいと思います。

スタミナはありそうなので、バテ合いになれば。

 
Sentiero Italia センティエロイタリア(米・牝4・56.0kg)

★★★☆☆☆☆☆

昨年の4着馬。

バテず伸びずが身上。
前に行けるのは魅力も、
好走するにはもう少し内目がほしかった。

 
Avenge アベンジ(米・牝4・56.0kg)

★★★★★☆☆☆

実績はさほどですが、サンタアニタパーク経験は1番。
同競馬場で着外になったのは、
いずれも外枠から先行できなかった時。
前走ロデオドライブSの勝ちタイム1.58.5は、
過去サンタアニタパークで行われたBCフィリー&メアターフの
勝ちタイムより速いタイム。

もちろん展開利は必要も、
内枠も取れて前走ぐらい走れれば、十分勝ち負け。
過去データで触れたように4番枠というのも縁起がいい。

 
Zipessa ジパサー(米・牝4・56.0kg)

★★★☆☆☆☆☆

堅実派。
前にも行けるしAvengeを評価するなら、
前走Avengeの2着だったこの馬も評価すべきですが、
イマイチ強調材料に乏しいのも事実。
器用貧乏的な印象です。

 
Ryans Charm ライアンズチャーム(米・牝6・56.0kg)

★☆☆☆☆☆☆☆

ペルーから移籍初戦。
メンバー随一のレース経験数。
とはいえ、やはりレベルが違うし、
後方直線一気タイプでは、サンタアニタパークは乗り切れない。
島川隆哉氏の持ち馬ですので応援程度には。

 
Kitcat キットキャット(チリ・牝4・56.0kg)

★★★☆☆☆☆☆

チリから参戦。
ブックメーカーでは全く人気がありませんが、
チリで行われた前々走は芝2000mを1.56.9というタイム。
前走北米初参戦となったスイングタイムSでは逃げ馬捉えきれず2着でしたが、
そのスピード能力には、チリ馬だからと侮る事は出来ません。
過去にもチリから移籍して活躍した名馬もいます。

日本でも全く人気が無いのであれば、大穴に一考。
ただし、外枠に入ったのネック。

 
では、メルボルンCでは、
全く役に立たなかった過去データからの消去法。

・前走・前々走ともに3着内かつ、どちらかは連対
残:13→8

・11番枠より外
残:8→8

・差し・追込み馬
残:8→6

 
で、残った馬は内から、

Avenge(8人)、Al’s Gal(8人)、Zipessa(11人)
Sentiero Italia(9人)、Lady Eli(1人)、Kit Cat(13人)

()内は各ブックメーカーの、だいたいの順位

Lady Eliはまだしも、
例年荒れるレースではないので、
この消去法では、また全く役に立ちそうにないですね。

う~ん、良くも悪くもムーアとデットーリ次第か。
凱旋門賞のように、この2人を軸にした馬券を組むか、
コース形態的にどちらも危険な馬なので、
どちらか、あるいは両方とも切った馬券を買うか悩みどころです。
2パターンの馬券組み合わせもアリかもです。

配当狙いならAvengeから人気馬へワイドを本線に、
前走ヤラズと見てCatch a Glimpseからのワイドも。
奇しくも2番枠・4番枠というのが何とも。(苦笑)

 

 

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