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ミスタートウジン、27歳で大往生。

<2013年12月18日>

90年代のダート路線で活躍し、
14歳まで現役を続けたミスタートウジンが17日、
北海道沙流郡の白井牧場で老衰のため死亡した。27歳。

~スポニチより~

最近、競馬を始めた方では名前すら聞いたことない馬かもしれませんね。

重賞勝ちもなく、決して目立った成績を上げなかった馬なんですが、
その競走馬生活の長さから競馬ファンに愛された馬です。

1988年にデビュー(ウイナーズサークルバンブービギンと同期)。
コツコツ成績を積み重ね皐月賞出走も13着。
その後も、コツコツ成績を積み重ね、4歳でオープン馬に。
ダート戦線で好成績を残しましたが、重賞勝ちは無く1994年の8歳にもなると、
そろそろ引退の話も出てきましたが、帝王賞で2着に入る好走で現役続行。

ですが、それ以降は翌年の銀嶺Sで3着に入ったのを最後に
馬券に絡むことは無く、14歳になった2000年の銀嶺S
通算99戦を消化したことで、100戦目を区切りとし引退を決めるが、
除外や故障で出走することなく引退しました。

この間に調教師や馬主相手に、高齢馬の出走に対する非難の言葉もむけられたが、

「競走馬は走れる限り走らせるのが幸せ」

という信念の元、走り続けさせました。

結果、活躍馬でも種牡馬にならなければ乗馬へ。
乗馬になったとしても、すぐに行方が分からなくなる競走馬が多い中、
ミスタートウジンは、その話題性で種牡馬入り。
種牡馬引退後も功労馬として、生まれ故郷で余生を過ごすことになりました。

結果的に、福島師と藤立氏のミスタートウジンに対する想いが
通じたことになりました。

どれぐらいの期間走ったのかをイメージしやすくするため、
芝レースで活躍した馬で言うと、オグリキャップの世代から、
エアシャカールまでの世代の間、現役だったわけです。

通算99戦11勝 獲得賞金総額4億1821万
(重賞未勝利馬で唯一の獲得賞金4億越え馬)

 

 

 

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