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レースの種類

「レースの階級」で、競走馬は

「新馬・未勝利」から始まり、一段階ずつステップアップしていく」

と書きました。

順調にステップアップしていけば、

最終的に「重賞」という階級にたどり着きます。

 

では、そんなレースにはどのような種類があるか説明します。

※便宜上、今回もJRAのレース体制について書いていきます。

 

限定戦

限定戦とは、馬齢や性別で分けられるレースです。

「2歳限定戦」、「3歳限定戦」、「牝馬限定戦」

大きく分けて、この3種類があります。

さらに、牝馬限定戦には2歳(3歳)牝馬限定戦というものがあります。

 

ハンデ戦

競走馬の能力に応じて、斤量(きんりょう)を変えて行うレース。

斤量とは、競走馬に乗せる「おもり」です。「負担重量」とも言います。

騎手自身の体重と騎手が身に着ける服やプロテクター、鞍(くら)などの馬具を、

合わせた重量の事を言うのですが、通常レースではこの斤量を

全馬合わすことにより、公平な競馬を行うという狙いで実施されます。

しかし、ハンデ戦ではこの斤量を、ハンデキャッパーという委員が、

馬の能力に応じて決めます。

例えば重賞レースになると各馬の能力差が大きい場合も出てくるので、

どうしても能力の高い馬が勝ちやすくなります。

そこで「能力の高い馬に重い斤量」を、

「能力の低い馬により軽い斤量」を課すことにより、

能力の低い馬でも、好走確率を上げるためにハンデを決めます。

よってハンデ戦はどの馬にも勝つ確率が上がるので、

一般的に、波乱(人気通り決まらない)が起こりやすいレースです。

 

重賞レースの格

順調に各レース階級をステップアップすれば、

最終的には重賞レースに出走可能です。

その重賞レースには、「格」があります。

 

GⅠ、GⅡ、GⅢ

 

この3つが重賞レースの種類。

「G」とはグレードの意味。グレード、つまり「格付け」ですね。

ようするにGⅠは、競馬界の最高格付けのレースということ。

 

重賞レースは、いままでの条件戦(自分の階級で行われるレース)とは

比べ物にならないくらい賞金額が高いので、

競馬関係者は、皆この重賞レースを勝つことを目標に日々努力しています。

 

毎週1レース以上は重賞レースが行われていまして、

日曜の地上波で放送される競馬中継では、

この重賞レースをメインとして放送されています。

 

この重賞レースにも、上述の「限定戦」や「ハンデ戦」はあります。

※GⅠのみ「ハンデ戦」は無し

 

GⅠレース

それでは、重賞レースはどんなものがあるか説明します。

GⅡ、GⅢに関しては、ほぼ毎週レースが行われているので、

その都度見ていくと分かるので、ここでは割愛しますが、

GⅠレースは、毎週行われていませんので、月別に列挙していきます。

 

2月:フェブラリーS(4歳上)

3月:高松宮記念(4歳上)

4月:大阪杯(4歳以上)、桜花賞(3歳牝)、皐月賞(3歳)、天皇賞・春(4歳上)

5月:NHKマイルC(3歳)、ヴィクトリアマイル(4歳牝)

   オークス(3歳牝)、ダービー(3歳)

6月:安田記念(3歳上)、宝塚記念(3歳上)

9月:スプリンターズS(3歳上)

10月:秋華賞(3歳牝)、菊花賞(3歳)、天皇賞・秋(3歳上)

11月:エリザベス女王杯(3歳上牝)、マイルCS(3歳上)

    ジャパンカップ(3歳上)

12月:阪神JF(2歳牝)、朝日杯FS(2歳)、ホープフルS(2歳)、有馬記念(3歳上)

 

略称使っている所がありますが、

今はこんな感じで行われているとだけ覚えてください。

 

 

交流重賞

交流重賞とは、「中央の競走馬」と「地方の競走馬」との混合戦を

地方競馬で行うことにより、地方競馬の活性化を計り、

しいては日本競馬の発展に貢献する事を目標にした重賞レースです。

 

しかし、中央競馬と地方競馬のレベルの差が

ハッキリ分かってしまうレースであるため、レースとしては面白みはありません。

逆に、馬券を買う意味では、中央の競走馬のみにスポットを当てればいいので、

的中はしやすいです。

 

超安いけど

 

ですが、地方競馬界から中央の競走馬に対抗できるスターホースが、

たまに出現するので、地方競馬ファンにとっては、

楽しみの一つでもあるレースです。

 

 

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