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凱旋門賞(2016)出馬表と展望

凱旋門賞(2016)出馬表と展望

凱旋門賞(2016)の出走馬と枠番が決定しました。

注目のマカヒキ14番枠の14番

週中の他所のコラム等で「内枠・内枠」と言われていますが、
個人的には正直そこまで枠の有利不利は無いと思っています。
今年シャンティイ競馬場のレースを観ていると、
末脚さえシッカリしていればロンシャンよりも直線外は伸びる感じ。

それを踏まえて、有力馬の展望をしていきます。
満点は★8つ。

Postponed ポストポンド(英・牡5・59.5kg)

★★★★★★★☆

GⅠ5勝かつ現在GⅠ6連勝中と欧州の中長距離界最強馬。
前走の8月の英国際Sでは先行楽勝かと思いきや、
ゴール前で大きく寄れる展開になり辛勝。
ただ、本来キングジョージⅥ&QES(以下キングジョージ)に
出走予定だったところを呼吸器系疾患により回避し休み明け。
さらに2400m未満の競馬は2015年5月のタタソールズGC以来と、
マイナス面は多かったのも事実。
ドバイSCやコロネーションCの2400mでの強さを見ると、
この距離であれば中心視は揺るぎません。
満点としなかったのは、
左回りのレースと右回りのレースのパフォーマンスが、
やや大きいように感じるから。
前述の通り、今年のドバイSCではドゥラメンテ以下を、
コロネーションCではファウンド以下を突き離しての快勝。
しかし、昨年のフォワ賞とキングジョージでは、
欧州トップレベルとは言えないスピリットジムや、
イーグルトップ相手に辛勝と、若干右回りへの不安が拭えません。
それでも勝ちきっていのがポストポンドの強さなのですけど。

 
Found ファウンド(愛・牝4・58.0kg)

★★★★★★☆☆

ザ・安定感。
18戦して4着以下になったのは1回という成績。
どんなクラスでも、どんな相手でも上位に来る実力。
飛び抜けた強さは無いですが、馬券の軸としての信頼性ではメンバー随一。
ただし、唯一着外になったレースが昨年の凱旋門賞(9着)。
今年も?という事になる可能性もありますが、
昨年同馬のレースぶりを見ていると、直線ゴール前までほぼ動けず。
動けた時には勝負が決していたので、どうしようもありませんでした。
後方から行く馬だけに、多頭数だと展開的不利が起こりやすいのですが、
今回3戦ぶりにムーア騎手に手綱が戻り、昨年のリベンジを狙う。

 
Makahiki マカヒキ(日・牡3・56.0kg)

★★★★★☆☆☆

前哨戦ニエル賞勝ち馬。
贔屓目+応援込みでの評価です。
スムーズな競馬になれば十分上位進出可能と思いますが、
タフな展開になった時、はたしてドコまで粘る事が出来るか。
ただし、ディープインパクト産駒とシャンティイ競馬場との相性は抜群。
日本競馬界の悲願ぜひ達成してもらいたいです。

 
New Bay ニューベイ(仏・牡4・59.5kg)

★★★★★☆☆☆

2015年仏ダービー馬。
今年はGⅢのゴントービロン賞こそ快勝しましたが、
イスパーン賞6着、愛チャンピオンS4着と、
いまいち乗り切れない年になっています。
しかし、愛チャンピオンSでは先行馬総崩れの中、
唯一前に行った馬の中で上位に粘ったのが同馬。
昨年の凱旋門賞でも見せ場十分の3着と力があるのは間違いありません。
枠もポストポンドの隣と、脚質的に同じような位置にいるはずなので、
ポストポンドが残るような展開であれば、同馬の粘り込みも十分。

 
Left Hand レフトハンド(仏・牝3・54.5kg)

★★★★★☆☆☆

前哨戦のヴェルメイユ賞勝ち馬。
仏オークスでは今回出走してくれば、
上位人気確実だったラクレッソニエールと競り合っての2着。
その後の2戦をみても飛び抜けて強いという感じはないですが、
3歳牝馬+ヴェルメイユ賞出走馬
この2点だけで買うのに十分な理由。

 
Order of St George オーダーオブセントジョージ(愛・牡4・59.5kg)

★★★★★☆☆☆

現在欧州最強長距離馬。
昨年の条件戦ハーマジェスティプレートから、
長距離戦を6連勝。前走連覇を狙った愛セントレジャーは、
仕掛けるタイミングが遅くて逃げ馬を捉えきれず2着。
それでも良い末脚を見せて、
決してスタミナだけではない事を見せていました。
今回距離短縮しての挑戦の上にメンバーレベルも上がりますが、
鞍上にデットーリ騎手を迎え、大舞台での経験を生かせれば。
加えて道悪の鬼ですので、馬場が渋れば信頼性アップ。

 
Harzand ハーザンド(英・牡3・56.0kg)

★★★★☆☆☆☆

今年の英・愛ダービー馬。
愛ダービーまでは、次世代のポストポンドかな?
と思わせるほど先頭に立ってからしぶとい競馬をしていました。
しかし、前走愛チャンピオンSでは全く見せ場なく失速。
差し競馬になったとはいえ、春の頃のような渋とさが見られませんでした。
そして、欧州中長距離界での今年の3歳世代の不振。
ダービー出走馬の全体レベルが低い可能性もあり、
英・ダービー馬というネームバリューほどの信頼性はありません。
過去データ的にも前走大敗している馬は買いにくい。

 
Silverwave シルバーウェーブ(仏・牡4・59.5kg)

★★★☆☆☆☆☆

前哨戦のフォワ賞勝ち馬。
前々走サンクルー大賞も勝利して勢いに乗っているように感じますが、
メンバーレベルが低かったのも事実。
ただしシャンティイ成績2-1-1-1は無視はできません。
積極的に買うことはないが、押さえの一考程度か。

 
Highland Reel ハイランドリール(愛・牡4・59.5kg)

★★★☆☆☆☆☆

今年のキングジョージ勝ち馬。
前走愛チャンピオンSこそ前崩れで7着と敗れるも、
前々走の英国際Sではポストポンドに並びかける所までいっての2着。
基本的に自分のペースで走れれば強い馬で、
1-3-0-0と相性のいいヘファナン騎手に手綱が戻り、
どのような作戦に出るか注目。
ただし、自分のペースで走れなければ脆いので、
買いにくいのも確か。

 

 

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