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英国際S(2015)は、なんとビックリ牝馬のArabian Queen

英国際S【International Stakes】
(英・ヨーク競馬場・芝10F)

英で行われる真夏の中距離王決定戦。
名馬の通過点と言えるほど、
過去の勝ち馬はそうそうたるメンバーになっています。

ヨーク競馬場は欧州の競馬場としては比較的平らなコースですので、
日本馬でも対応できそうなのですが、開催時期が夏場という事で、
なかなか日本からの遠征プランは出ませんが、
2005年にゼンノロブロイが遠征し、
エレクトロキューショニストの2着と好走。

今年は英ダービー馬Golden Horn(ゴールデンホーン)
英愛2000ギニー馬Gleneagles(グレンイーグルス)の初対決に注目が集まりましたが、
月曜からの雨による馬場悪化でGleneaglesはスクラッチ(回避)。

 

レースは、Golden HornのペースメーカーDick Doughtwylie(ディックダウティワイリー)
淡々としたペースで後続を離して逃げる中、2番手にArabian Queen(アラビアンクイーン)
スタートしばらくかかっていたGolden Horn(ゴールデンホーン)Arabian Queenの後ろにつけて、
なんとかなだめて落ち着かせる。

直線に入って各馬追い出しに入り、いざGolden Hornが抜けようとするが、
Arabian Queenも粘りに粘る。結局ゴール前まで交わす事が出来ずに、
Arabian Queenが粘り切り大金星。
Golden Hornは6戦目で初黒星となりました。

 

これでArabian Queen(牝3)は11戦4勝。
重賞3勝目。GⅠは初勝利となりました。
コロネーションS5着、ファルマスS7着、ナッソーS3着と、
GⅠでは勝ち負けできるレベルでなかっただけに、
今回は本当に大激走となりました。

父はおなじみのDubawi(ドゥバウィ)。
早逝の為わずか1世代しか残せなかったドバイミレニアムが、
輩出した数少ない産駒の内の1頭で、現役時代は愛2000ギニー含むGⅠ2勝。
種牡馬となるとタタソールズ金杯などGⅠ4勝Al Kazeem(アルカジーム)や、
ドバイWC勝ち馬Monterosso(モンテロッソ)、Prince Bishop(プリンスビショップ)、
英2000ギニー勝ち馬Makfi(マクフィ)、Night of Thunder(ナイトオブサンダー)、
今年の仏ダービー勝ち馬New Bay(ニューベイ)や、
先日キングジョージ(2015)を勝利したPostponed(ポストポンド)など多数。

母Barshiba(バーシバ)は英のGⅡランカシャーオークス(芝12F)連覇。
近親に1996~1997年と愛セントレジャー(芝14F)を連覇した、
Oscar Schindler(オスカーシンドラー)などがいます。

遠縁に2000年の東京スポーツ杯3歳Sを制し、
朝日杯3歳Sで2着も故障し他界した悲運の名馬タガノテイオーや、
2014年ファルコンSを制し、
本日屈腱炎を発症したと発表されたタガノグランパなどの家系が、
日本に流れています。

 

英国際S(2015.8.19)

1.Arabian Queen 2.09.92
2.Golden Horn クビ
3.The Grey Gatsby 3・1/4

 

 

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