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豪州高額ディープインパクト産駒Profondo(プロフォンド)デビュー戦勝利

9月1日、オーストラリアのランドウィック(ケンジントン)競馬場の未勝利ハンデ戦(芝1400)で
オーストラリアのディープインパクト産駒Profondo(プロフォンド・牡3)がデビューしました。

レースでは五分のスタートから中団外々を追走。
手応え良く直線向くと内から先行して抜け出したMokuluaとの競り合い。
ゴール前で僅かに差し切ってデビュー戦勝利。

 

同馬の母Honesty Prevails(父Redoute’s Choice)は、
2歳時にウィデンS(G3・芝1100)を勝利し、
豪州2歳最高峰レースのゴールデンスリッパーでも5着に入った快速馬。

そんな母とディープインパクトとの最初の仔は、
2020年ゴールドコーストイヤリングセールで、
この年の同セール最高額となる190万豪ドル(1億4000万円)で
リスグラシューが勝利したコックスプレートで2着に入るなど、
GⅠ2勝馬Castelvecchio(カスルヴェキオ)の共同オーナーでもあるガレッタ氏が落札。

Castelvecchio同様にR.リット厩舎に預けられることになった。

基本的に2歳レースが中心となるオーストラリア競馬の中、
陣営はジックリ成長を促し2歳の内のデビューは見送り。
ディープインパクト産駒の成長過程を意識して3歳のデビューを目指す。

とはいえ何もしていないわけではなく、
2021年4月にバリアトラアル初出走。

※バリアトライアルとはオーストラリアの実戦形式調教。
トライアル内容は陣営によって多岐にわたる。
基本的に全力追いする事はホボない。

ホークスベリー競馬場でのバリアトライアルデビュー(芝1000)は、
後方からラチ沿いを走り直線で、離れて先行していた3頭に、
外から伸びての4位。
中1週あけてランドウィック競馬場のトライアル(芝1050)では、
中団ラチ沿い追走から直線半ばで外に持ち出すと、
僅かに仕掛けただけであっという間に先頭に立ち1位入線。
しかも入線タイムが秀逸だった。

その後、短期休養を経て、
8月にポリトラックでのトライアルを2戦(共に1位)し、
いよいよデビューとなりました。

鞍上はトライアル4レース全てで騎乗したR.ドーラン騎手。
シドニーの騎手リーディング上位に連ねる若手騎手ですが、
今年5月に腕の神経系の病で闘病。3ヶ月間の療養を経て、
8月にようやく現場復帰しProfondo含むバリアトライアルに騎乗。

今回Profondoののデビュー戦がR.ドーラン騎手にとっても、
レース復帰戦となります。

同騎手は、復帰に当たり、
「療養中テレビで同僚の騎手が乗るレースを見ていた。
自分以外の騎手が乗るProfondoのレースを見るのは嫌だ。」
とコメントしている。

レースにあたり、R.リット調教師は、

「自分のやれることはすべてやってきた。
高額馬なので必要以上に過剰に評価されるし、
トライアルで良い成績だったからといって本番も走るかは馬次第」
と一貫して慎重コメント。

それは
“ゴールドコーストイヤリングセールの最高額馬は走らない”
というジンクスが続いているのも意識したのかもしれない。

とはいえ、ディープインパクト譲りとも思える鋭い末脚は、
調教師・騎手ともに認めていて、
将来的には2000m以上でも活躍できる馬になると予想している。

 

 

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