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レースの負担重量について(定量・別定・ハンデ)

出馬表を見てみると、
馬名・性別・毛色・騎手などと共に、
「負担重量」というものが書かれていますね。

負担重量とは、レースで競争馬が背負わなければならない重量の事です。
斤量(きんりょう)とも呼ばれます。

これは「騎手の体重」+「鞍などの馬具」を合計した数字で、
出走している全ての馬が、決められた重量でレースに挑まなければなりません。

この負担重量に過不足が出ると、体や鞍に鉛を装着したり、
騎手の乗り変わりが発生します。

さらに、レース前と後で定められた負担重量に違反が無いか、
検量が行われます(前検量と後検量)。
テレビとかで競馬中継を見ていると、
レース後の勝利騎手インタビューの前に
騎手が鞍とかを持って部屋に入ってき、
体重を量っているシーンを見ることがあると思います。
あれが、「後検量」と言われるものです。

この「後検量」は上位人気馬と上位入線馬(7着以内)のみが対象となっていて、
もし負担重量より1キログラムを超えて「軽い」と失格となります。
(「重い」場合も罰金はあるが、失格にはなりません。)

 

では、負担重量はどのように決められているのでしょうか。

定量戦・別定戦・ハンデ戦と、大きく分けて3種類の区分があります。

 

● 定量戦

全ての競争馬を同一斤量にし、その中で1番強いものを決めようとするもの。

馬の年齢(2歳・3歳のみ)で決められる馬齢戦も、定量戦と同じように、
出走馬の斤量は一定です。

ただし定量戦にしろ馬齢戦にしろ、牡馬と牝馬の能力差を考慮され、
牝馬には一定の斤量(1~2kg)が軽減されます。

 

● 別定戦

馬の年齢・性別で決められた基準重量に、過去にその馬が獲得した額、
または勝利した競争のグレードなどによって、馬ごとに重量が加算され、
全馬の負担重量が決められるものです。

何を言っているのか分かりにくいと思うので、
具体的な例を出して説明します。

<賞金額による斤量>
例)福島牝馬ステークス(2013年)

(負担重量条件)
日本馬は53kgを基本に、収得賞金が1600万毎に1kg増。

このレースで1番斤量の重かった馬はマイネイサベルの56kgでした。

この時点でマイネイサベルの収得賞金は6200万円。
よって、1600万円毎に1kgずつ増えていくので、
6200÷1600=3.875
となり、基本斤量53kgに3kgが加算されて56kgになります。

<勝利条件による斤量>
例)京王杯スプリングカップ(2013年)

(負担重量条件)
56kg(牝馬は54kg)を基本とし、
・1年以内にGⅠ(牝馬限定除く)1着馬は2kg増
・1年以内に牝馬限定GⅠまたはGⅡ(牝馬限定除く)1着馬は1kg増
・1年より前にGⅠ(牝馬限定除く)1着馬は1kg増
(2歳戦除く)

このレースで1番斤量の重かったのはサダムパテックの58kgでした。

サダムパテックは昨年のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)に
勝利しているため、基本56kgに2kgが加算され58kgとなります。

 

● ハンデ戦

出走するすべての馬に勝利のチャンスが出てくるように、
ハンデキャッパーという人が、各馬に独自で斤量を決めるというもの。

一般的に一番重い負担重量(トップハンデ)から決めて、
そこから順次、出走馬に斤量を決めていきます。

最軽量は48kg。
最重量に制限はないが63kg以上になることはまずなく、
重くても60kg前後です。

これは、別定戦にも通じる話ですが、
1978年の日経新春杯において、当時のスターホースだったテンポイントが
66.5kgを背負い、レース中に故障。
2か月後に死亡するという悲劇の教訓から、
あまりにも重すぎる斤量を背負わせるのは、
馬にとって危険と判断されたものからくるものです。

 

別定戦はともかく、ハンデ戦では斤量の差がモロに出てくるので、
馬券を買う際には気を付けましょう。

特に軽いハンデ馬で逃げ馬の場合、
最後まで粘り切ってしまう事が多く、
穴をあけることが度々あるので注目しておきましょう。

ただし、

「狙った軽ハンデ馬は来ない」

これも、「競馬あるある」ですので、
あまり意識しすぎるのも危険です。(笑)

 

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