2014年日欧3歳主要レースまとめ
~日本~
血統表は大系統で色分けしています。
青系:ノーザンダンサー系
赤系:ネイティヴダンサー系
緑系:ターントゥ系
茶系:ナスルーラ系
紫等:その他
桜花賞
牝・芝1600m タイム:1.33.3(良) ⇒映像
1.ハープスター
→優駿牝馬2着
2.レッドリヴェール クビ
→東京優駿12着
3.ヌーヴォレコルト 3/4身
→優駿牝馬1着
優駿牝馬
牝・芝2400m タイム:2.25.8(良) ⇒映像
1.ヌーヴォレコルト
→桜花賞3着
2.ハープスター クビ
→桜花賞1着
3.バウンスシャッセ クビ
→皐月賞11着、函館記念16着
皐月賞
芝2000m タイム:1.59.6(良) ⇒映像
1.イスラボニータ
→東京優駿2着
2.トゥザワールド 1・1/4身
→東京優駿5着
3.ウインフルブルーム 1/2身
東京優駿
芝2400m タイム:2.24.6 ⇒映像
1.ワンアンドオンリー
→皐月賞4着
2.イスラボニータ 3/4身
→皐月賞1着
3.マイネルフロスト 1・1/2身
→毎日杯1着、青葉賞6着
~イギリス~
英1000ギニー
牝・芝1マイル タイム:1.37.4(良) ⇒映像
1.Miss France
→仏オークス5着
2.Lightning Thunder クビ
→愛1000ギニー2着、コロネーションS9着
3.Ihtimal 1/2身
→英オークス5着
英オークス
牝・芝1・1/2マイル タイム:2.34.8(良) ⇒映像
1.Taghrooda
→キングジョージⅥ&QES1着
2.Tarfasha 3・3/4身
→愛オークス5着
3.Volume ハナ
→愛オークス3着
英2000ギニー
芝1マイル タイム:1.36.6(良) ⇒映像
1.Night of Thunder
→St.ジェームズパレスS2着、エクリプスS8着
2.Kingman 1/2身
→愛2000ギニー1着、St.ジェームズパレスS1着
3.Australia 頭
→英ダービー1着、愛ダービー1着
英ダービー
芝1・1/2マイル タイム:2.33.6 良) ⇒映像
1.Australia
→英2000ギニー3着、愛ダービー1着
2.Kingston Hill 1・1/4身
→英2000ギニー8着、エクリプスS4着
3.Romsdal 3・1/4身
→キングジョージⅥ&QES7着
~フランス~
仏1000ギニー
牝・芝1マイル タイム:1.39.9(稍重) ⇒映像
1.Avenir Certain
→仏1000ギニー1着
2.Veda 1・1/4身
→サンドリンガム賞6着
3.Xcellence 2・1/2身
→仏オークス3着、ベルモントオークス4着
仏オークス
牝・芝1・5/16マイル タイム:2.05.4(良) ⇒映像
1.Avenir Certain
→仏1000ギニー1着
2.Amour A Papa 1身
3.Xcellence クビ
→仏1000ギニー3着、ベルモントオークス4着
仏2000ギニー
芝1マイル タイム:1.41.1(稍重) ⇒映像
1.Karakontie
→仏ダービー8着
2.Prestige Vendome クビ
→仏ダービー10着、ジャンプラ賞7着
3.Pornichet 1・1/2身
→ベルモントダービー9着
仏ダービー
芝1・5/16マイル タイム:2.05.6(良) ⇒映像
1.The Grey Gatsby
→英2000ギニー10着、パリ大賞6着
2.Shamkiyr 3身
3.Prince Gibraltar クビ
→パリ大賞2着
パリ大賞典
芝1・1/2マイル タイム:2.41.7(重) ⇒映像
1.Gallante
2.Prince Gibraltar クビ
→仏ダービー3着
3.Teletext 2・1/2身
~アイルランド~
愛1000ギニー
牝・芝1マイル タイム:1.45.5(重) ⇒映像
1.Marvellous
→英オークス6着、愛オークス8着
2.Lightning Thunder 3身
→英1000ギニー2着、コロネーションS9着
3.Vote Often 4・1/4身
愛オークス
牝・芝1・1/2マイル タイム:2.33.7(良) ⇒映像
1.Bracelet
→英1000ギニー14着
2.Tapestry クビ
→英1000ギニー17着、コロネーションS6着
3.Volume クビ
→英オークス3着
愛2000ギニー
芝1マイル タイム:1.47.3(良) ⇒映像
1.Kingman
→英2000ギニー3着、St.ジェームズパレスS1着
2.Shifting Power 5身
→英2000ギニー4着、ジャンプラ賞2着
3.Mustajeeb 2身
愛ダービー
芝1・1/8マイル タイム:2.33.2(良) ⇒映像
1.Australia
→英2000ギニー3着、英ダービー1着
2.Kingfisher 2・1/2身
3.Orchestra 2・1/2身
→英ダービー10着、英ダービー12着
~ドイツ~
独ダービー
芝2400m タイム:2.29.8(良) ⇒映像
1.Sea the Moon
→ウニオーンレンネン(GⅡ)1着
2.Lucky Lion 11身
→ダルマイヤー大賞1着、メールミューレンスレンネン(GⅡ)1着
3.Open Your Heart 2・1/2身
→ウニオーンレンネン(GⅡ)5着
~まとめ~
まず、今年の欧州情勢は古馬1戦級が例年比べてレベルが低め。
ドバイシーマクラシックでジェンティルドンナの
2着に入った8歳セン馬のシリュスデゼーグルが、
その後GⅠ3連勝。昨年の凱旋門賞で圧勝したトレヴをも封じています。
トレヴも昨年ほどの輝きは無いものの、それなりの結果は残していました。
しかし、この2頭のトップ馬が現在故障休養中。
もともとセン馬のシリュスは凱旋門賞に出走できないので、
あまり日本とは関係ないですが、トレヴは昨年ほどの勢いで凱旋門賞には
向かって来れないと思います。
この2頭に続いていた昨年のBCターフ勝ち馬ザフューグも故障で引退。
本来なら欧州戦線を賑わさなければいけない現4歳勢ですが、
先のトレヴを筆頭に、不調や引退で伸び悩んでいます。
こうなると3歳勢に有利に働くのですが、
この3歳勢が、例年に比べてレベルが高そうな馬が出てきています。
まずは英・愛ダービーを制したオーストラリア。
父ガリレオ、母ウィジャボードという超良血馬。
英ダービーも余裕のある勝ち方で、愛ダービーは馬也のまま楽勝。
英2000ギニーは3着とはいえ、今年のレースは少し特殊なレース体型な上に、
勝ち馬のナイトオブサンダーがゴール前斜行してきて若干不利受けています。
勝ちっぷりや血統からも、これからの活躍が本当に楽しみな馬です。
母ウィジャボードのように、競馬場関係なしに活躍する事が出来るかどうか。
凱旋門賞にも登録してますが、出走してくれば当然大きな壁。
次に英オークスを勝利したタグルーダ。
英オークスの勝ちっぷりも強かったですが、
古馬1戦級とのレースであるキングジョージを、
3歳牝馬では38年ぶりの勝利。まだ底を見せていない女王。
底を見せていないと言えば、仏オークスを勝利したアヴニールサータン。
昨年のトレヴほどの衝撃ではありませんが、
大外を抜群の切れ味で伸びるレース運び。
こちらも無敗のまま秋の凱旋門賞を目指しています。
そして、独ダービーを衝撃の圧勝劇を見せたシーザムーン。
大外ラチ沿いに持ち出して、直線はホボ馬也で11馬身差。
外が伸びやすい競馬場とはいえ、あまりにも極端な競馬での圧勝。
逆にその極端な競馬が、他場でも通用するかどうかが問題。
2着だったラッキーライオンが次走のダルマイヤー大賞で、
古馬1戦級のノーブルミッションに競り勝っているだけに、
その力自体を疑う余地は無いと思います。
個人的に穴候補として、仏ダービー3着・パリ大賞典2着のプリンスジブラルタルは
馬場不問で最後必ず追い上げてきているレースを見るに、
もし凱旋門賞に出走してくれば、一発を警戒しておいた方が良いかもしれません。
欧州だけでなく、米国でもカリフォルニアクロームやアンタッパブルが
出現している今年の3歳世相。
日本もこの流れで、今年の3歳のレベルは実は高いのかもしれません。
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