キングジョージⅥ世&QES(2015)はPostponed(ポストポンド)が競り合い制す
キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS
【King George VI & Queen Elizabeth Stakes】
(英・アスコット競馬場・芝12F・3歳以上)
キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS。
日本では欧州競馬の中では凱旋門賞の次に有名なレースですかね?
上半期欧州の中長距離戦の最終戦と言えるレース。
最近では、日本からはハーツクライが善戦し、
ディープブリランテが欧州の壁に跳ね返されたレース。
今年は2015年英ダービー馬Golden Horn(ゴールデンホーン)が
出走してくるという事で話題になっていましたが、
あいにく週中から当日にかけて雨が降りしきり、
馬場が相当に重くなったことを理由にスクラッチ(回避)。
同レースには数々のGⅠレースで2~3着と好走している、
Flintshire(フリントシャー)も出走予定でしたが、
同じ理由でスクラッチしました。
結局7頭立てでの出走。
平地のGⅠ勝ち馬の出走無し(障害GⅠ勝ち馬はいます)という、
過去に思い当たる所が無いくらいのメンバーとなりました。
中心は前哨戦にあたるハードウィックS(GⅡ)の1・2着馬である、
Snow Sky(スノースカイ)とEagle Top(イーグルトップ)。
Eagle Topは昨年の同レースで4着と上位に進出。
そのEagle TopにハードウィックSで楽勝したのがSnow Sky。
レースはRomasdalが引っ張りとPostponed(ポストポンド)が番手。
続いて人気のSnow Skyがいて、Eagle Topは後方からの競馬。
直線向いてSnow Skyが思ったよりも伸びず、Eagle Topが外からまとめて差してくる。
しかし内で粘りに粘るPostponedが一度はEagle Topに前に出られそうになるが、
ゴール前で差し返してのハナ差勝利。
Postponed(牡4)はこれで12戦4勝。
重賞2勝目。GⅠ初制覇となりました。
前走はSnow Skyが勝利したハードウィックSで3着。
父はおなじみのDubawi(ドゥバウィ)。
早逝の為わずか1世代しか残せなかったドバイミレニアムが、
輩出した数少ない産駒の内の1頭で、現役時代は愛2000ギニー含むGⅠ2勝。
種牡馬となるとタタソールズ金杯などGⅠ4勝Al Kazeem(アルカジーム)や、
ドバイWC勝ち馬Monterosso(モンテロッソ)、Prince Bishop(プリンスビショップ)、
英2000ギニー勝ち馬Makfi(マクフィ)、Night of Thunder(ナイトオブサンダー)、
今年の仏ダービー勝ち馬New Bay(ニューベイ)など大成功中。
母Ever Rigg(エバーリッグ)の母Bianca Nera(ビアンカネラ)は、
アイルランドの2歳GⅠモイグレアスタッドS(1997)勝ち馬。
母父Dubai Destination(ドバイディステネーション)は2003年クイーンアンS勝ち馬。
キングジョージⅥ世&QES(2015.7.25)
⇒ 動画 ※直線のみ(英国公式サイト:RacingUK)
1.Postpooned 2.31.25(重)
2.Eagle Top ハナ
3.romsdal 3・3/4
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