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ドバイSC覇者Dolniya(ドルニヤ)ジャパンカップ参戦!?

2015.9.24

今年3月のGIドバイシーマクラシックを制したフランスのドルニヤが、
2005年アルカセット以来となる外国馬の優勝を目指して、
ジャパンC(11月29日・東京・GⅠ・芝2400メートル)に参戦する。

sanspo.com

との事。

 
ドルニヤ(Dolniya)はアガ・カーン殿下所有のフランスの4歳牝馬。

3歳春のクラシックには出走できなかったものの、
GⅡ勝ち含む4戦3勝。

一夏超えてヴェルメイユ賞に出走。
最後方2番手(最後方はトレヴ)で競馬を進め、
直線も大外をトレヴと一緒に競り合いながら上がってくるも、
トレヴ同様、展開向かずに3着(トレヴは4着)。

続く凱旋門賞では馬群中央で競馬し、
直線バラけたところで内からジワジワ伸びて5着。

年が明けて2戦目となったドバイシーマクラシックで、
番手から競馬を進め、直線鋭い伸び脚でGⅠ初制覇。

しかしその後、
コロネーションC2着・サンクルー大賞3着・フォワ賞4着と、
やや精彩を欠いた結果。

ここまで通算11戦5勝2着2回。

サンスポの記事にあるように重馬場が苦手で、
硬い馬場が得意というイメージは特に無いが、
それでも今年のトレヴヴェルメイユ賞の走りと、
抜群のロンシャン相性を考えると、
「勝算無し」と判断したのかもしれません。

それよりも遠い異国の地とはいえ、
走りやすい(?)硬い馬場。
加えて超一線級馬が引退や故障でいない日本のレースの方が、
組みやすいと考えたのかもしれません。

 
過去のドバイシーマクラシック勝ち馬(GⅡ時代含む)の、
ジャパンカップとの関連性を見てみます。

2000年ファンタスティックライト → 3着(同年)
2001年ステイゴールド → 4着(同年)
2005年フォニックスリーチ → 6着(2004)
2006年ハーツクライ → 2着(2005)、10着(同年)
2012年シリュスデゼーグル → 9着(2010)
2014年ジェンティルドンナ → 1着(2012~2013)、4着(同年)

喉鳴り発症していた2006年のハーツクライと、
明らかに馬場が合っていない(それでも着差は僅か)シリュスデゼーグル以外は、
掲示板付近以上の成績。

ジャパンカップと相性のいい海外レースと言えます。

血統

Azamour(アザムール)愛チャンピオンSキングジョージ等GⅠ4勝馬。
産駒にはDolniyaの他に今年の愛オークスを勝利した、
Covert Love(カバートラヴ)など。
日本ではシュピッツェ(1000万下)や。
母父としてラジオNIKKEI杯京都2歳S2着のダノンメジャーなど、
数少ないながらも、その血はそれなりに活躍馬を出しています。

母のDaltama(ダルタマ)はGⅠ7勝のDaylami(デイラミ)や、
GⅠ4勝Dalakhani(ダラカニ)の半妹。
母父Indian Ridge(インディアンリッジ)は現役ソコソコも、
種牡馬として数多くの活躍馬を輩出。
日本では短距離重賞でも好走したサウンドワールドや、
母父として府中牝馬S勝ちのイタリアンレッドなど。

 

血統的にも、日本と全く合わないという感じではなさそうですし、
マイル色がやや強い程度で、スタミナ自体も大丈夫そう。

あとは切れ味不足を、どうカバーするかと言ったところですが、
鞍上が日本の馬場を良く知るスミヨン騎手であれば問題ないでしょう。

本当に出走してくれば面白そうです。

 

 

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