凱旋門賞2016 過去データ
2016年の凱旋門賞から、ついに日本でも馬券が発売という事で、
例年にも増して凱旋門賞関連へのアクセスが増えています。
そこで、2013年以来やってなかった過去データを書いておきます。
過去5年間、どういった馬が来ていたのか見てみましょう。
●馬名・性齢・斤量
凱旋門賞は昔から斤量差が大きいと言われています。
古馬が59.5kg、3歳が56.0kg。牝馬は其々に-1.5kgと規定。
過去5年を見ても、
牡の古馬が入着したのはフリントシャーとオルフェーヴルのみ。
オルフェーヴルは言わずもがな。
フリントシャーは3歳時に同コースのパリ大賞典を勝利していますが、
当年の凱旋門賞は8着に敗れていました。前哨戦のニエル賞でも、
キズナの4着と、古馬になってからのような力は、
まだついていなかったのかも。
この事から、牡の古馬に関しては相当力が無いと、
斤量差を克服できないと取れます。
また3歳牝馬が有利とよく言われますが、
過去5年に関しては、それほど成績が良いわけではなく、
牝馬そのものが強いという印象を受けます。
あとは、この表だけでも分かるように、
入着馬のリピート率が非常に高いレース。
今年でいえば、New Bay(ニューベイ)が該当しますが、
今年のシャンティイ競馬場でもこの傾向が続くかどうかは微妙です。
とはいえ、距離は違えど仏ダービーはシャンティイで行われ、
その勝ち馬(2015年)であるNew Bayには注目しておくべき。
●騎手・国・調教師
フランス開催なのでフランス調教馬が有利なのは当然。
意外なのはアイルランド調教馬が入着なしという事。
もう2年遡って2009年の勝ち馬Sea the Stars(シーザスターズ)以来、
アイルランド調教馬の入着はありません。
今年は多くのアイルランド調教馬が出走してきますが、
はたして。
●前走・前々走
凱旋門賞トライアルは古馬のフォワ賞、
3歳のニエル賞、牝馬のヴェルメイユ賞の3レース。
もちろんこの3レースからの連対馬が多いですが、
ニエル賞組は昨年3着のNew Bayが
2009年の3着馬Cavalryman(カヴァルリーマン)以来の入着。
勝ち・連対馬となるとディープインパクトが出走した2006年の
Rail Link(レイルリンク)まで遡ります。
マカヒキはどうか。
前走レースを重視するならヴェルメイユ賞組。
昨年のトレヴは4着だったものの、
4年連続連対は無視できません。
今年はLeft Hand(レフトハンド)1頭なので、悩まなくて済む。
成績で見ると、前走着外で入着したのは2014年のトレヴのみ。
前年強烈な勝ち方をした馬ですので例外とするならば、
最低でも前走3着以内が必須か。
●血統
最後に血統。
こちらもロンシャンからシャンティイに変わって、
傾向通りになるか微妙ですが、一応。
オルフェーヴルとスノーフェアリーの血統だけが
異質に見えますね。
現在の欧州はサンデーサイレンス系あふれる日本同様に、
ダンジグ系とサドラーズウェルズ系が飽和しているので、
こういった傾向になるのも仕方ないかなと。
参考までに、
確認できた今年のシャンティイ芝2400m入着馬の血統です。
ダンジグ系が強いのは変わりありませんが、
イギリスやアイルランドと違って、
Galileo(ガリレオ)の影響はそこまで高くありません。
結構バラエティ豊富かなと。
Sea The Stars(シーザスターズ)がチョコチョコ出ていますね。
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