香港ヴァーズ2017 海外馬短評と展望
香港ヴァーズ2017 海外馬短評と展望
香港ヴァーズ【Hong Kong Vase】
シャティン競馬場 芝2400
日本からはトーセンバジル、キセキが出走。
出走予定海外馬は以下の通り。
※性齢の横の数値はレート
※ランクは個人的評価(A~D)
Highland Reel ハイランドリール(牡5) 123
A.オブライエン(愛) 逃先 B
Galileo × Hveger(Danehill)
昨年2着。一昨年1着。
このレースで引退しますが、さすがに全盛期過ぎていて、
昨年・一昨年ほどの力はありません。
それでも自分のペースで行ければある程度はやれるはず。
Talismanic タリスマニク(牡4) 122
A.ファーブル(仏) 差 B
Medaglia d’Oro × Magic Mission(Machiavellian)
フランスで安定した力を見せていましたが、
ビッグタイトルには縁遠かったものの、
前走BCターフでようやくGⅠ制覇。
立ち回りの上手さが際立っていて大崩れはしないタイプ。
とはいえ、決して力が抜けている感じもしません。
Tiberian ティバリアン(牡5) 114
A.コンティユ(仏) 逃先 C
Tiberius Caesar × Toamasina(Marju)
前走メルボルンC7着と中長距離で安定した成績。
上記のTalisumanicにも勝っているように、
追われてシブトイのが持ち味。
ただし切れ味は無いので自分のペースで走れるかどうか。
Chemical Charge ケミカルチャージ(牡5) 113
R.バケット(英) 差 D
Sea The Stars × Jakonda(Kingmambo)
ココでは力不足。
Danehill Kodiac デインヒルコディアック(牡4) 113
R.ハノン(英) 逃先 D
Kodiac × Meadow(Green Desert)
ここでは力不足。
Eagle Way イーグルウェイ(セ5) 113
J.ムーア(香) 差 B
More Than Ready × Wedgetail Eagle(Lure)
春のチャンピオンズ&チャーターC3着。
香港移籍前にクイーンズランドダービー勝利。
近2走はマイルを使っての敗戦ですが、
チャンピオンズ&チャーターCでBlazing Speed(2着)と
差のない競馬ですので、この距離では力がある証拠。
人気が無いようなら狙ってみても。
Max Dynamite マックスダイナマイト(セ7) 113
W.マリンズ(愛) 先 D
Great Journey × Mascara(Monsun)
欧州の長距離砲。グレイトジャーニー産駒。
障害戦にも出たりするなど、2400m戦はかなり久しぶり。
スタミナはあるが、切れ味乏しくどうか。
Gold Mount ゴールドマウント(セ4) 109
T.クルーズ(香) 差 D
Excellent Art × Dolcetto(Danehill Dancer)
春のチャンピオンズ&チャーターC5着。
Eagle Wayより2段階ほど下のレベル。
Helene Charisma ヘレンカリスマ(牡4) 108
J.ムーア(香) 差追 D
Air Chief Marshal × Lidana(King’s Best)
春のチャンピオンズ&チャーターC4着。
2400m戦でEagle Wayに3/4馬身差など、
うまく嵌れば3着争いもだが、
ココでは力不足か。
Smart Call スマートコール(牝6) 110
M.スタウツ(英) 先 D
Ideal World × Good Judgement(Horse Chestnut)
ココでは力不足。
【展望】
今年のメンバーならキセキで間違いない、
と言いたいところですが、
皮膚病発症で隔離されてしまいました。
隔離されただけで調教はされているので大丈夫かもですが、
順調さを欠いてGⅠを勝てるほど甘くないでしょうし、
難しいレースになりそうです。
素直に行くならハイランドリール。
ただ、前走BCターフで引退予定だったのを、
ここまで伸ばしたように、メイチの仕上げではないハズ。
配当狙いでイーグルウェイからいっても。
◎イーグルウェイ
○タリスマニク
▲ハイランドリール
注キセキ
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