キングジョージⅥ&QES(2018)展望と結果
キングジョージⅥ&クイーンエリザベスS 2018
【King George VI And Queen Elizabeth Stakes】
(英・アスコット競馬場・GⅠ・芝2400m・3歳以上)
欧州中長距離路線上半期の総決算。
昨年英チャンピオンS圧勝し、
今年の主役となったCracksman(クラックスマン)が出走。
今年もここまで3戦して2勝2着1回と、
成績的には王者の役割を果たしていますが、
ガネー賞はともかく、コロネーションCでは頭差、
英チャンピオンSと同じ舞台のプリンスオブウェールズSでは、
Poet’s Word(ポエッツワード)に完敗など、
内容的には期待されていたモノではないため、
やや評価を落とし気味。
昨年の英セントレジャーで2着、今年に入って3戦3勝の、
Crystal Ocean(クリスタルオーシャン)、前述のPoet’s Wordと、
人気を分け合う形となっています。
なお、Cracsksmanの主戦F.デットーリ騎手は騎乗停止中の為、乗れず。
R.ハヴリン騎手がデビュー戦以来の騎乗となります。
他にはヨークシャーオークスでEnableの2着があるCoronet(コロネット)、
BCフィリーズ&メアS勝ちで鞍上R.ムーア騎手のHydrangea(ハイドランジア)、
唯一の3歳馬参戦Rostorpovich(ロストロポビッチ)など。
Cracksmanのココまでの成績を見ると、
2400m戦は2000m戦と比べると、やや力が落ちるような感じがし、
なおかつ陣営としても、雨乞いするぐらいなので、
確勝と思っているわけではなさそうです。
⇒陣営の祈り届かず良馬場となったので、Cracksmanは回避となりました。
3連勝と勢いに乗るCrystal Oceanは、
今年では初の一戦級相手となり試金石。
かつ3連勝中の鞍上R.ムーア騎手からW.ビュイック騎手は初騎乗。
はたして。
勢いならPoet’s Wordの方が上とみる。
近走で大きく負けたのは昨年末の香港SC(6着)だけの、
安定感ある馬だったが、今年になってさらに覚醒した感もあり。
心情としては仏ダービー9着のRostropovichが勝てば
Study Of Manの評価が勝手に上がるので、頑張ってほしい。
斤量差を生かして好走してくれないかな。
レースはRostoropovichが引っ張る形。
離れた3番手Crystal Oceanがいて、直線で一気に先頭に出て突き放す。
しかし後方からグングンPoet’s Wordが伸びてきて2頭の叩き合い。
ゴール前わずかにPoet’s Wordが前に出てゴール。
離れた3着にCoronet。
これでPoet’s Wordは16戦7勝。
重賞4勝・GⅠ2勝目となりました。
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Poet’s Word(ポエッツワード)
性齢:牡5 師:M.スタウト 騎:J.ドイル
父:Poet’s Voice 母:Whirly Bird(Nashwan)
半兄に英GⅢ2勝のMalabar。半弟が大井のユーノテソーロ。
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キングジョージⅥ&QES(2018.07.28)
消されるかもなぁ・・・
1.Poet’s Word 2.25.84(良)
2.Crystal Ocean
3.Coronet
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