ガネー賞(2018)はCracksman(クラックスマン)が楽勝
ガネー賞 2018
【Prix Ganay】
(仏・パリロンシャン競馬場・芝2100m)
フランスの平地GⅠ開幕戦。
昨年の英チャンピオンSを圧勝したCracksman(クラックスマン)が、
圧倒的1番人気で出走。
昨年度覇者で、凱旋門賞2着のCloth Of Stars(クロスオブスターズ)が2番人気で、
CracksmanとしてはEnable(エネイブル)との比較するのに、
絶好の相手となりました。
レースはCloth Of StarsのペースメーカーWeren’s Day(ウェレンズデイ)がハナ。
2番手にCracksman、中団内にムーア騎乗のオペラ賞馬Rhododendron(ロードデンドロン)、
その後ろにCloth Of Starsとなりました。
隊列変わらないまま直線に入ると、粘るWeren’s Dayを楽々交わし、
後続を突き放してCracksmanが勝利。
Cloth Of Starsは位置取り悪く追い上げるも、
自身のペースメーカーすら交わせず3着でした。
パフォーマンスは英チャンピオンSほどの圧倒感はなかったものの、
今年初戦としては十分すぎるほどの強さを見せました。
これでCracksman(牡4)は8戦6勝。
重賞4勝・GⅠ2勝目となりました。
そしてこの馬に関して注目されるのが、鞍上のF.デットリー騎手。
彼にはもう1頭素晴らしい競走馬が今年も控えています。
前述したGⅠ5勝馬Enableですね。
今年初戦としてタタソールズGC(5/27)か
コロネーションC(6/1)を予定していますが、
Cracksman同様にあの強さを維持したままだと、
いずれどちらかを選ばなければいけない日がきます。
両馬ともJ.ゴスデン厩舎。
Cracksmanの馬主はA.オッペンハイマー。
Enableは大馬主K.アブドゥッラ。
どちらも厩舎と縁の強いオーナーだけに、
どちらを優先するか非常に難しい選択となります。
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Cracksman(クラックスマン)
性齢:牡4 師:J.ゴスデン
主:A.オッペンハイマー
父:Frankel 母:Rhadegunda(Pivotal)
曾祖母にサセックスS、英1000ギニーを勝利したOn The House(オンザハウス)。
遠縁に同じチームで2015年を席巻したGolden Horn(ゴールデンホーンン)。
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ガネー賞(2018.4.29)
1.Cracksman(クラックスマン) 2.09.44(良)
2.Wren’s Day(ウェレンズデイ)4
3.Cloth Of Stars(クロスオブスターズ) 4 3/4
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