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ロイヤルアスコット(2018) 結果まとめ

ロイヤルアスコット(2018) 結果まとめ

イギリス競馬の祭典ロイヤルアスコット。
アスコット競馬場で5日間にわたり行われる、
王室主催の伝統ある競馬開催です。

GⅠレースを中心にまとめていこうと思います。
※全レースのリアルタイム結果はできません。

 
1日目(06月19日)

クイーンアンS
【Queen Anne Stakes】(芝1600・4歳以上)

出走馬(Racing Post)

ロイヤルアスコット開幕レース。
中心は前走ロッキンジS勝利のRhododendron(ロードデンドロン)
前走ドバイターフ勝ちのBenbatl(ベンバトル)も人気。
日本競馬ファンには米国からの遠征馬ハーツクライ産駒Yoshida(ヨシダ)にも注目。

<結果>

Deauville(ドーヴィル)が引っ張るが一団。
上位人気はみな先団につけての追走。Yoshidaも射程内でレースを進める。
各馬追い出しに入ると、内からLightning Spear(ライトニングスピア)
まんなかからYoshidaも上がってくるが、
外から一気にAccidental Agent(アクシデンタルエージェント)が一気に差し切る。
2着も追いこんできたLord Glitters(ロードグリッターズ)

上位人気はかろうじてLightning Spearが3着に入るだけで壊滅。
今年のロイヤルアスコットは、いきなり波乱の開幕となりました

Yoshidaは最後失速し5着も見せ場は作った。

Accidental Agent(牡4) 5-2-1-6
父Delegator 母Roodle(Xaar)
J.ホートン調教師 C.ビショップ騎手
重賞・GⅠ初勝利

→ 映像(後半のみ) Racing UK

1.Accident Agent 1.38.85(良)
2.Lord Glitters 1/2
3.Lightning Spear クビ

 
キングスズスタンドS
【King’s Stand Stakes】(芝1000・3歳以上)

出走馬(Racing Post)

3歳・古馬混合の電撃戦。
中心は2頭。
昨年の覇者で米国馬Lady Aurelia(レディオーレリア)
昨年末のBCターフスプリントは思わぬ惨敗を喫したものの、
昨年同様ジャイアンツコーズウェイS(2着)からの参戦。
昨年アベイユドロンシャン賞圧勝したBattaash(バターシュ)

<結果>

先手を取ったのはBattaash
それを見るようにLady Aurelia
各馬追い出しに入ると手ごたえ良いまま先頭走るBattaashに比べ、
Lady Aureliaは失速。変わって外から3人気Blue Point(ブルーポイント)が上がってきて、
粘るBattaashを交わし勝利。

Blue Point(牡4) 6-3-2-2
父Shamardal 母Scarlett Rose(Royal Applause)
C.アップルビー調教師 W.ビュイック騎手
重賞4勝目・GⅠ初勝利
アスコット競馬場は相性良く3-0-1-0となりました。

→ 映像(後半のみ) Racing UK

1.Blue Point 58.14(良)
2.Battaash 1 3/4
3.Mabs Cross クビ

 
セントジェームズパレスS
【St James’s Palace Stakes】(芝1600・3歳・牡馬)

出走馬(Racing Post)

3歳マイル戦。
今年のこの路線は牡・牝共に混戦。
その中でも1頭抜けた人気は3連勝中のWithout Parole(ウィズアウトパロール)
これまで特別抜けたレース内容ではありませんが、
フランケル産駒でF.デットーリ騎手とJ.ゴスデ調教師のコンビ人気が強いのかも。
BCダートマイル覇者Tamarkuzの半弟でもあります。
次いで、愛2000ギニー覇者Romanise(ロマナイズド)
英2000ギニー2着のTip Two Win(ティップトゥーウィン)
2歳王者US Navy Flag(ユーエスネイビーフラッグ)
仏2000ギニー4着Wootton(ウートン)が続く。
混戦気味ではありますが、マズマズ面白いメンバー。

<結果>

US Navy Flagが近走通りに逃げ。
やや速めのペースを作ると、好位からWithout Parole
一気に抜け出して先頭。中団から追ったGustav Klimt(グスタフクリムト)
猛追を退け勝利。

Without Parole(牡3) 4-0-0-0
父Frankel 母Wishout You Babe(Lemon Drop Kid)
J.ゴスデン調教師 F.デットーリ騎手
重賞・GⅠ初勝利

→ 映像(直線のみ) Racing UK

1.Without Parole 1.38.64(良)
2.Gustav Klimt 1/2
3.Wootton 3 1/4

 
2日目(06月20日)

プリンスオブウェールズS
【Prince Of Wales’s Stakes】(芝2000・4歳以上)

出走馬(Racing Post)

今年のロイヤルアスコットのメインレース。
1倍台の人気Cracksman(クラックスマン)が、
どういう勝ち方をするかに注目。
昨年英チャンピオンSでCracksmanの2着だったPoet’s Word(ポエッツワード)など、
全部で7頭という少頭数レース。

<結果>

Eminent(エミネント)が逃げてペースを作る。
Cracksmanは4番手外を追走。直線に入ると一気に先頭に躍り出て、
後続を突き放そうとするも、さらに外からPoet’s Wordが伸びてきて、
差し比べを制して勝利。
3着以下は突き放しているので、単純にこの2頭が強く、
かつCracksmanを完全マークしたPoet’s Word陣営の勝利。

Poet’s Word(牡5) 6-5-1-3
父Poet’s Voice 母Whirly Bird(Nashwan)
M.スタウト調教師 J.ドイル騎手
重賞3勝目・GⅠ初勝利

→ 映像(直線のみ) Racing UK

1.Poet’s Word 2.03.51(良)
2.Cracksman 2 1/4
3.Hawkbill 8

 
3日目(06月21日)

ゴールドカップ
【Gold Cup】(芝4000・4歳以上)

出走馬(Racing Post)

英競馬最古のレースで伝統の長距離戦。
欧州長距離最強Order Of St George(オーダーオブセントジョージ)に、
昨年のロングディスタンスCで同馬の3着Stradivarius(ストラディバリウス)
2500m以上の超長距離戦は20戦20連対のVazirabad(ヴァジラバド)が挑む。

日本的には、おなじみグレイトジャーニー産駒Max Dynamaite(マックスダイナマイト)も出走。

<結果>

Mount Moriah(マウントモリア)が先頭でゆったりした流れ。
Order Of St Gerogeは3番手。そのうちにStradivarius
Vazirabadは後方3番手。
先に仕掛けたのはOrder Of St Geroge。外から必死に追う。
しかし、それを待って追い始めたStradivariusが差してくる。
後方からVazirabadも追い込んでくる。
先行したTorcedor(トルセドール)との叩き合い。
Order Of St Gerogeが最初に脱落し、
最後はStradivariusが抜け出して勝利。

Stradivarius(牡4) 6-1-2-2
父Sea The Stars 母Privale Life(Bering)
J.ゴスデン調教師 L.デットーリ騎手
重賞4勝目・GⅠ2勝目。

新欧州長距離王者誕生。
ちたみに、デットーリ騎手はゴールドカップ6勝目。

→ 映像(直線のみ) Racing UK

1.Stradivarius 4.21.08(良)
2.Vazirabad 3/4
3.Torcedor アタマ

 
4日目(06月22日)

コモンウェルスカップ
【Commonwealth Cup】(芝1200・3歳)

出走馬(Racing Post)

3歳限定短距離戦。マイル路線同様に、この路線も混戦。
人気は年明け初戦を8馬身差圧勝したEquilateral(エクイラテラル)
2歳GⅠフェニックスS勝ち馬Sioux Nation(スーネイション)の2頭がやや抜けた人気も、
どの馬が勝ってもおかしくないメンバー。

<結果>

2手に分かれた馬群内側から力強く抜け出したEqtidaar(エクティダー)
ゴール前で外に斜行しながらもなんとか押し切って勝利。

Eqtidaar(牡3) 2-1-0-2
父Invincible Spirit 母Madany(Acclamation)
M.スタウト調教師 J.クロウリー騎手
重賞・GⅠ初勝利。

→ 映像(後半のみ) Racing UK

1.Eqtidaar 1.12.12(良)
2.Sands Of Mali 1/2
3.Emblazoned 1

 
コロネーションS
【Coronation Stakes】(芝1600・3歳・牝馬)

出走馬(Racing Post)

3歳マイル女王決定戦。
人気は2歳GⅠチェヴァリーパークS勝ち馬Clemmie(クレミー)
A.オブライエン陣営は、この馬をマイル路線、
中長距離でSeptemberを主役にしようと目論むも、
2頭ともオフシーズンで躓いてClemmieは前走愛1000ギニーで
ようやく間に合った状態。(Septemberはまだまだの模様)
愛1000ギニーは9着と惨敗したが、叩き2戦目で上昇しているかどうか。
デビュー2戦の勝ちっぷりから今年のマイル戦線の主役とみられていたものの、
その後パッとしなかったため人気を下げるも、
前走愛1000ギニーで悲願のGⅠ初勝利を挙げたAlpha Centauri(アルファセンタウリ)
3戦3勝で仏1000ギニーを勝利したTeppal(テッパル)
英1000ギニーで大金星をあげたBillesdon Brook(ビルスドンブロック)など、
混戦ながらもメンバーは揃いました。

<結果>

好位追走していたAlpha Centauriが、
直線先頭に立ち後続を突き放して勝利。
勝ちタイムはコースレコードを1.3秒、レースレコードを2.4秒上回る、
スーパーレコード。

Alpha Centauri(牝3) 4-1-0-2
父Mastercraftsman 母Alpha Lupi(Rahy)
Mrs.J.ハリントン調教師 J.クロウリー騎手
重賞・GⅠ2勝目。

→ 映像(直線のみ) Racing UK

1.Alpha Centauri 1.35.89
2.Threading 6
3.Varacious 1 3/4

 
5日目(06月23日)

ダイヤモンドジュビリーS
【Diamond Jubilee Stakes】(芝1200・4歳以上)

出走馬(Racing Post)

ロイヤルアスコット締めのGⅠレース。
現欧州短距離最強馬Harry Angel(ハリーエンジェル)が主役。
引退したCaravaggio、初日に行われた1000m戦キングズスタンドS勝ち馬Blue Pointなどと、
勝ったり負けたりを繰り返しています。
圧倒的というわけではなく、他馬にも付け入る隙ありか。
今年不調が続くクールモアからは豪州GⅠ勝ち馬Merchant Navy(マーチャントネイビー)
Harry Angelの2着があるBarandoを物差しにすれば、
ある程度はやれる印象だが、ここまでの悪い流れを変えることが出来るか。
今年も勝ちまくるL.デットーリ騎手鞍上で
こちらも豪州GⅠ勝ちRedkirk Warrior(レッドカークウォリアー)
前年度覇者The Tin Man(ザティンマン)の4頭が上位人気。
他の馬もチャンスあり。面白い一戦になりそう。

<結果>

スタート直前、ゲート入りしたHarry Angelの目隠しが外された途端暴れ出し、
騎手が必死になだめる中、ゲートオープン。大きく出遅れることに。
(後ろ脚がゲートに引っかかって前のめりにスタートすることにも)
そんなアクシデントをよそに、レースは外から伸びたMerchant Navyと、
内から伸びたCity Light(シティライト)の叩き合い。
首の上げ下げで、わずかにMerchant Navyが勝利し、
クールモア勢としては今年のロイヤルアスコット初GⅠ制覇。
1人気Harry Angelは11着。さすがに可哀そうなレースになりました。

Merchant Navy(牡3) 7-0-2-1
父Fastnet Rock 母Legally Bay(Snippets)
A.オブライエン調教師 R.ムーア騎手
重賞4勝目・GⅠ2勝目。
今年4月にオーストラリアからアイルランドに移籍。

→ 映像(後半のみ) Racing UK

1.Merchant Navy 1.12.09
2.City Light 短頭
3.Bound For Nowhere 3/4

 

 

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