怪物若駒現る?Pinatubo(ピナツボ)愛ナショナルS圧勝
愛ナショナルS 2019
【Vincent O’Brien National Stakes】
(愛・カラ競馬場・GⅠ・2歳・芝1400)
アイルランドの2歳王者決定戦。
ダントツ人気は4戦4勝のPinatubo(ピナツボ)。
5月にデビューし前走ヴィンテージSで重賞制覇。
J.ドイル騎手からW.ビュイック騎手に乗り替わり。
レースは五分のスタートから中団待機。
直線楽な手応えで先頭に並びかけ追い出しに入ると、
後続をグングン突き離して9馬身差の圧勝。
タイム1.21.82は2013年Toormoreが出したレコードを
1秒近く更新するタイム。
⇒訂正:Hawk Wing(2001)のタイムがレコード
レーシングポストレート127という、
2歳馬としては強烈なインパクトを残すレースとなりました。
このレートがどれぐらい凄いかって言うと、
欧州2歳GⅠで出世レースと言われる同レースと、
デューハーストSの2レースを参考に
過去(近年)のレーシングポストレートの数値と比較。
まず、デューハーストSの高レートを出した馬達。
2004 シャマルダル 124
2008 ニューアプローチ 125
2006 テオフィロ 125
2011 フランケル 126
2015 エアフォースブルー 125
2018 トゥーダンホット 125
次に、ナショナルSで高レートを出した馬。
2014年以降は毎年。
2001 ホークウィング 121
2004 ドバウィ 122
2007 ニューアプローチ 123
2012 ドーンアプローチ 123
2013 トーモア 122
2014 グレンイーグルス 116
2015 エアフォースブルー 122
2016 チャーチル 120
2017 バーバルデクステリティ 119
2018 クオルト 122
このように、120以上出した馬で2歳引退した馬や、
エアフォースブルー以外はその後も活躍し、
怪物フランケルはもちろん名馬と言って良いレベルの馬達。
そんな馬達よりも高レートを与えられたわけです。
これをうけて来年の英2000ギニー前売りオッズが
圧倒的1番人気に。
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Pinatubo(ピナツボ) 牡2
5-0-0-0 重賞2勝目・GⅠ初勝利
主:ゴドルフィン 師:C.アップルビー 騎:W.ビュイック
父:Shamardal 母:Lava Flow(Dalakani)
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愛ナショナルS(2019.09.15)
Five runs
Five wins
A very special racehorseThe opposition aren't even in shot as Pinatubo storms clear to win the Vincent O'Brien National Stakes for @godolphin Charlie Appleby and William Buick#LICW19 @curraghrace pic.twitter.com/BBFV0EaT0X
— Racing TV (@RacingTV) September 15, 2019
1.Pinatubo 1.21.82(良)
2.Armory 9
3.Arizona クビ
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