来年から朝日杯FSを阪神開催、ホープフルSをGⅢへ。
2歳戦が多様化へ―。
来年度のJRAの番組案が固まり、
2歳重賞が大きく変革されることが16日分かった。
現在は中山・芝1600メートルで行われている朝日杯FS・GⅠを、
同日の阪神・芝1600メートルに移行。
中山では、オープン特別のホープフルSを格上げし、
GⅠ並みの1着賞金6500万円のGⅡ(朝日杯FSは7000万円、
阪神JFは6500万円)として施行する。
将来的にはG1昇格を目指す。
~スポーツ報知より~
上記は原文のまま。
実際の格付けはGⅡ→GⅢでした。
以下、修正済み。
2歳王者決定戦であった朝日杯フューチュリティーステークス(以下、朝日杯)を
来年から中山開催から阪神開催へと移ります。
先述のJCダートに続いての大きな変更。
しかしJCダート同様、この変更が良い方向に向かうようには思えません。
まず、阪神開催に移すことにより、
阪神JF・朝日杯FSと連続して同じ阪神芝1600mの2歳GⅠが行われます。
春クラシック戦線を関東の競馬場でする牡馬にとって、
阪神芝1600で走るメリットは特にありません。
次にホープフルSをGⅢに格上げし、賞金額も高額となると、
力のある2歳牡馬が分散し、それぞれレースとしての面白みも無くなるでしょう。
さらに現行、こういった中距離路線を始めから狙っている馬が
集結する役目を果たしているラジオNIKKEI杯2歳S(GⅢ・阪神芝2000m)の
存在意義もなくなります。
2歳戦の多様性をうたうなら、
今回の変更に加えて、朝日杯の距離を1200~1400の距離に
変更するほうが、まだ納得できるのですが。
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