2013年英チャンピオンSを制したのはファー。
<2013年10月20日>
2013年10月19日、イギリス・アスコット競馬場で、
チャンピオンステークス(芝約2000m)が行われ、
S.ドスーザ鞍上のファー(牡5)が、直線でシリュスデゼーグルと
ルーラオブザワールドとの追撃を振り切り勝利。
勝ちタイムは2.12.02(重)。
前走ロッキンジS(芝約1600m)から続くGⅠ連勝となりました。
英チャンピオンSは、イギリスで施行されている秋競馬の総決算。
日本でいう有馬記念みたいなものです。
歴史は古く、1877年の創設から今年で136年目。
近年の欧州では芝2400mよりも芝1600~2000mの方が、
後々の種牡馬価値として上と見られているため、
凱旋門賞よりも重要度は上がってきています。
古くはナスルーラやフェアウェイといった種牡馬として活躍した馬や、
近年ではジャパンカップを制したピルサドスキー、
凱旋門賞でディープインパクトに先着し、そのままの勢いで乗り込んだプライド、
14戦無敗で昨年引退した欧州最強馬フランケルなどが、
このレースを制しています。
今年は、確固たる主役が不在の中行われ、
レースは終始2番手で競馬を進めたファーが、直線抜け出す。
馬群でジッと足を溜めていた一昨年の勝ち馬シリュスデゼーグルと、
終始外を回り早めに追い始めていた英ダービー馬ルーラオブザワールドが
必死に追いかけてきて、直線はこの3頭の競り合い。
最後までファーが粘り通してゴールしました。
ファーはこれで昨年のエクリプスSから数えてGⅠ6戦6連対。
といっても、サセックスSと英国際Sではフランケルにぶっちぎられているので、
今回の勝利はフランケルの強さがより際立つものになりました。
ニエル賞・凱旋門賞と日本でも話題になったルーラオブザワールド。
3着とはいえ、流石に今回はスローな展開が向きませんでした。
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