ディープ産海外馬ビューティーパーラー引退。
<6月21日>
イギリス産のディープインパクト産駒として
2012年4月のグロット賞(仏・GⅢ)で重賞初制覇、
5月の仏1000ギニー(芝1600m)でGI初制覇を
果たしたビューティーパーラー(牝4、英・H.セシル厩舎)が、
今年の5月26日に行われたイスパーン賞(ロンシャン・GI・芝1850m)での
6着を最後に現役を引退し、繁殖入りすることが明らかとなった。
-netkeiba.comより-
2007年ディープインパクトが引退・種牡馬入りと同時に、
イギリスからビューティーパーラの母バステットを
白老ファームに預けられ、2年連続で同馬と交配。
1年目の全兄バロッチは準重賞であるオムニウム2世賞を勝利して、
ディープ産海外初勝利に輝いた。
そして2年目に産まれたのがビューティーパーラー。
2歳のデビュー時から3戦圧勝続き。
グロット賞でディープ産海外初重賞制覇。
立て続けに仏1000ギニーでディープ産海外GⅠ初制覇。
仏牝馬2冠を狙った仏オークスは惜しくも2着。
その後、厩舎移籍などもあり成績は振る合わなかったが、
ディープインパクト産駒の欧州での可能性を、
体現してくれた立役者となりました。
ちなみに、ビューティーパーラーの母父はジャイアンツコーズウェイ。
ジャイアンツコーズウェイの父はストームキャットなので、
日本のターフを賑わしているディープ×ストームバード系。
つまりビューティーパーラーがフランスで活躍できたことは、
これから増えてくるであろうディープ×ストームバード系の馬達にとって、
大きな後押しになる事でしょう。
ディープインパクト×ストームキャットのキズナにとっても、
凱旋門賞に向けてプラス材料でしょう。
なんにしても、ディープ産の欧州先駆者としてお疲れ様でした。
今度は母父ディープインパクトとして良い馬を生んでほしいです。
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