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’13キングジョージをレコードで制したのはノヴェリスト

<2013年7月27日>

現地時間27日、上半期の欧州最高峰を競う英GIの
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS」がアスコット競馬場で行われ、
ドイツから遠征したノヴェリスト(牡4、A.ヴェーラー)が
2分24秒60(良)のコースレコードで優勝した。

6月のサンクルー大賞を快勝しながらも、
この日は単勝4番人気に甘んじていたノヴェリスト
道中4番手から早々と先頭に立つと、まるで低評価をあざ笑うかのように
独走状態に入り、最後は2着に粘った愛ダービー馬トレーディングレザー
5馬身もの着差を付けゴールに飛び込んだ。
キングジョージでのドイツ調教馬の優勝は
昨年のデインドリームに続く2年連続の2回目。

~netkeiba.com~

欧州で行われる世界一決定レースの1つであり、
欧州3冠(英ダービー・凱旋門賞)の2戦目である、
今年の「キングジョージ6世&クイーンエリザベスS」(略:キングジョージ)を
制したのはノヴェリストでした。

しかも、日本よりもかなり時計のかかる欧州の芝で、
2.24.6というかなり速いレコードタイムで5馬身差の圧勝。

※「黄色単色帽子」の馬がノヴェリストです。

ちなみに赤い白抜きダイヤモンド模様の勝負服の馬は、
今年の天皇賞・春で3着に入ったレッドカドーです。(結果6着)

これで10戦8勝2着1回。

前走サンクルー大賞に続くGⅠ3勝目をあげました。
そのサンクルー大賞が重馬場で行われたレースだったので、
ノヴェリストは高速馬場でも重馬場でも好走できるという事が、
証明できました。秋には当然ながら凱旋門賞を予定しています。

サンクルー大賞(6.23 サンクルー競馬場芝2400m 重)

キズナオルフェーヴルにとって強大なライバル出現と言ったところでしょうか。

でもね、今までの対戦相手を見ていると、
めちゃくちゃ恐れるほどでは無いんじゃないかと、個人的には思っています。

3歳時のバーデン大賞ではデインドリーム(この後、凱旋門賞制覇)に、
敗れたのは仕方ないとしても、格下相手にも脚元をすくわれていますし、
前走のサンクルー大賞で1馬身半差の2着に入ったドゥーナデンは、
その前のコロネーションCセイントニコラスアビーに33/4馬身差、
ドバイシーマクラシックでは43/4馬身差をつけられている馬。

ドバイシーマクラシックジェンティルドンナ
セイントニコラスアビーに21/4馬身差を比較すると、
もし、セイントニコラスアビーが故障引退していなければ、
このキングジョージでもノヴェリストに勝利していた可能性が高いように思います。

そのセントニコラスアビー凱旋門賞では通用していないわけですし、
オルフェーヴルが昨年のパフォーマンスをできる状態だったり、
キズナが一夏こしてさらに成長していたりするなら、
十分ノヴェリストに対抗できる力はあると思います。

ノヴェリストの父であるモンズーンの産駒は、
他では強くても、なぜか凱旋門賞では凡走してしまう歴史もあります。

日本馬にとってのライバルは、
やはり欧州3歳勢の地と斤量の利を生かした馬でしょうね。

 

 

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