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ニエル賞、キズナが日英ダービー馬対決制す!!

<2013年9月15日>

15日の日本時間21時30分、フランス・ロンシャン競馬場で
凱旋門賞の前哨戦・ニエル賞(3歳・GⅡ・芝2400m)が行われ、
日本から今年のダービー馬キズナ(牡3)が、
武豊騎手を背にフランスでの初めての実戦を迎え、
堂々の優勝を果たした。

~netkeiba.comより~

3歳部門の凱旋門賞の前哨戦であるニエル賞(GⅡ)。
今年のダービー馬キズナが出走し、
イギリスのダービー馬ルーラオブザワールドとの大接戦の末、
見事勝利しました。

10頭立ての3番枠から出走したキズナは、
スタートをソロッと出て後方2番手に。
凱旋門賞でも上位人気に推されているパリ大賞典勝ちのフリントシャー
英ダービー馬ルーラオブザワールドは馬群の中団に併走。

武豊騎手は、完全にフリントシャーをマークするように、
後方の外目に出して虎視眈々と仕掛け所を計る。

スローの流れのまま直線に入り各馬が仕掛け始めるのを横目に、
キズナは馬也のままフリントシャーの外に並びかけ、
ようやく追い出しに入り、あっという間にフリントシャーを置き去りに。

あとは内から伸びたオコヴァンゴを交わせば先頭という所で、
直線で一旦後ろに下がり再度点火したルーラオブザワールドが、
馬群を切り裂いて猛追。

粘るオコヴァンゴを2頭が交わし同時にゴール。
ゴール後はルーラオブザワールドがキズナを交わしきっていたので、
正直ルーラオブザワールドが勝ったのかのように見えたが、
僅かにキズナがしのぎ切って、ニエル賞を制しました。

今回は前日までずっと雨が降り続けかなり重たい馬場。
その馬場をこなせた事には、陣営にとっては勝ち星よりも大きな収穫。

武豊騎手のレース運びも完ぺきでした。
このレース運びは、何回も挑戦し苦汁をなめてきた経験から
来るものだと思うので、他の日本人騎手には中々できない芸当だと思います。

これで、キズナ凱旋門賞馬の有力候補となりました。
マークもきつくなるし、中3週というローテも課題になってきます。
陣営には細心の注意を払って挑んでもらいたいです。

佐々木調教師が、レース前あまりにもおとなしいキズナに、
惨敗もあり得るのでは?と思ったと語っているだけに、
ココをたたき台として、調子が上昇してくるなら、
本番が本当に楽しみになってきます。

 
1番人気だったフリントシャーは4着。
勝つのはこの馬かなぁと思っていたんですが、
直線意外と伸びなかったので、
本番でもそれほど心配するレベルではないのかなと思います。

ルーラオブザワールドにしても、馬場適正が嵌った感じもしますし、
コチラもそれほど心配することは無いかな?と思ってます。
ただし、本番がさらに重くなるようなら有力候補。

 
ニエル賞(2013.9.15)

 

 

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