地方馬プレイアンドリアルが京成杯勝利
<2014年1月19日>
19日、中山競馬場で京成杯(3歳・GⅢ・芝2000m)が行われ、
中団でレースを進めた柴田大知騎手騎乗の5番人気プレイアンドリアル
(牡3、川崎・河津裕昭厩舎)が、直線に向いて力強い伸び脚を発揮。
一気に前を交わし突き抜けて、同馬の後ろから先に動いた1番人気
キングズオブザサン(牡3、栗東・荒川義之厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。
勝ちタイムは2分1秒1(良)。
~netkeiba.com~
東スポ杯2歳Sで当サイトのPOG推奨馬で唯一といっていいほどの
活躍馬イスラボニータと激しいデッドヒートを繰り広げた、
地方馬(道営→川崎)のプレイアンドリアル(2着)が、
見事に京成杯を勝利しました。
地方所属馬が京成杯を勝利したのは初めて。
マイネル軍団の岡田繁幸氏の持ち馬で、
早くからその素質にほれ込んで、
来年のクラシックをとると息を荒げていました。
前走朝日杯FSでは2番人気と期待されながらも、
道中力んでしまい、半ば自滅気味の7着。
評価を落としたのか、今回は最終的には5番人気になっていましたが、
レース振りは、中間の矯正が効いたのか、力むことなく中団を追走。
緩急の激しい流れの中、直線までじっと我慢して、
直線外に出してからは一気に抜け出しゴール。
その能力の高さを発揮しました。
この「緩急の激しい流れ」というのがミソで、
今年の京成杯は見た目はスローからミドルでしたが、
ラップを見ると特殊。
12.4-11.0-12.9-11.7-12.6-11.7-12.0-11.9-12.3-12.6
ラストは12秒台の連続ですが、
前半が12秒台と11秒台が交互に刻まれています。
先行馬は結構厳しい流れとなっていたのではないでしょうか。
この流れをじっと我慢できたのは、前走までと比べて、
大きな進歩といえそうです。
中央馬と比べ、公営馬は調教環境が揃ってない中、
岡田氏は公営馬から強い馬を送り出すことを夢としているので、
プレイアンドリアルもこのまま公営馬としてクラシックに
挑むことになるのでしょう。
イスラボニータと再びしのぎを削ることを期待したいです。
ちなみに、地方馬だからクラシックにはココを勝っても意味ないのでは?
という疑問もあるでしょう。
1995年から地方馬にもクラシックへの門戸が開いのですが、
2002年まではクラシックのトライアルレースで出走権の獲得が必須でした。
しかしその条件に、2002年よりJRAの2歳GⅠの勝利が加えられ、
2005年より芝の3歳重賞勝利が加えられたため、
プレイアンドリアルは、京成杯の勝利で皐月賞にもダービーにも出走可能です。
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