トウカイトリックが死亡
現役を引退した後、京都競馬場で繋養されていたトウカイトリック(セン12)は16日、
重度の骨折で予後不良と診断された。
(JRA発表)
トウカイトリックは父エルコンドルパサー、
母ズーナ(父シルバーホーク)という血統。
2004年にデビューのディープインパクトと同期。
ただ同期と言っても、クラシックとは無縁でした。
芹沢純一騎手との出会いで徐々に素質が開花し、
2005年の福島記念でグラスボンバーの2着に入る。
年が明けて4歳となり、戦線を長距離路線に変更。
ダイヤモンドSで3着に入り選択が間違っていなかったことを確認し、
阪神大賞典で強烈な向かい風の中逃げて、ディープインパクトの2着に粘る。
以後、阪神大賞典と天皇賞・春を8年連続で出走。
「長距離戦と言えば、この馬」と言えるほど、
長い間、長距離を走り切り、通算重賞3勝とは思えないほどの活躍を見せました。
2014年も現役続行が決まっていたが、故障により引退。
京都競馬場で誘導馬として調教が施されていましたが、
今回の骨折で亡くなりました。
若いころは先行して結果を出していましたが、
円熟期になってからは後方からの競馬が板につく競馬。
3000mでも距離が短いと言われた個性的な馬。
その姿が、こんなにも早く見れなくなってしまったのは残念です。
第46回ステイヤーズS 2012.12.01
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