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ジャパンカップ創設以来初めての海外馬参戦ゼロに思う

10日、今年のジャパンカップに
海外馬の参戦が無いことが確定したとのアナウンスがありました。

もともと今年の海外馬の参戦は厳しいという事で、
関係者の必死の働きかけでメルボルンC2着馬が招待に了承したと
報道があった翌日、いつも使用している馬具が使えないということで、
一転して参戦取りやめ。今年の参戦馬がゼロで確定しました。

1981年に海外競馬に追い付け追い越せで始まったジャパンカップ。
何かよくわからないアメリカの馬メアジードーツに、
日本の大将モンテプリンスやホウヨウボーイが一蹴され、
日本馬の初勝利は、絶大な期待を託された2頭の3冠馬ではなく、
人気薄カツラギエースだったり、
史上最高レベルのメンバーで、ホーリックスとオグリキャップが
スーパーレコードでの死闘を繰り広げたり、
エルコンドルパサーとスペシャルウィークのドラマがあったり、
正直この1999年までのジャパンカップが
海外馬とのガチンコ対決という感じがして、
あとは2005年にアルカセットが勝利しているものの、
日本馬の独壇場になったレース。

そして昨年は従来のタイムを1.5秒縮める超レコード。
もはや、海外馬が太刀打ちできるレベルではなくなりました。

当初の「海外競馬に追い付け追い越せ」という目標は、
少なくとも国内に限ればとっくの昔に達成され、
さらに、それ以上のレベルになりました。
ジャパンカップとしての役割は、もう終わっているのです。

馬場・検疫・調教施設などなど、
海外馬が敬遠する要素はいくつもありますが、
1番の理由は「(少なくとも日本では)勝てないから」。
勝つ見込みがなく、さらに上記の要素も重なるのに、
なぜ好き好んで遠征しようと思うのか。

遠征したくない要素の何個が改善され、
その「勝てない」という理由の何割かを軽減できれば、
また違ってくるかもしれませんが、
現状のままでは、今後もジャパンカップに海外馬の参戦は、
厳しい状況が続くでしょう。

個人的に1年で1番ワクワクするレースだったので、
本当は以前のような国内外のガチンコ対決を見たいですが、
もう無理なんだろうな、と思って、
ただ淡々とレースが流れていくのを見ていくのだろうな、と。

 

 

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