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POGのルールと指名するポイント

ルール
 

POGの概要は前回説明したとおりです。

POGはゲームです。当然、遊ぶためのルールが存在します。
 

POG期間

まずPOGを開催する場合、指名した馬のポイントを、
どの期間からどの期間まで集計するかです。

その馬がデビューしてから引退するまでなのか、
デビューから3歳終了時点までなのか、
デビューからダービー終了時点までなのか。

各POGによって様々な集計期間がありますが、
一般的(というか大部分が)に、
「デビューからダービー終了時点」までのPOGが多いです。

ですので、後述する指名するポイントでも、
「ダービー終了時点」までのPOGをベースに書いていきます。

指名枠

次に、指名枠です。

※前回から「指名」「指名」と使っていますが、
 POGで1頭の馬の仮想オーナーになることを「指名」と言います。

この指名枠には、ほとんどのPOGで制限があります。
多くのPOGはその指名枠数を10頭前後にしています。

さらに、1頭の馬を複数人の参加者が指名できるのか、
それとも、1頭の馬につき参加者1人のみが指名できるのか。

これも各POGにおいて様々です。

ネットで公募しているPOGでは前者が多いですが、
個人で開催しているようなPOGでは後者が多いですかね。

1頭の馬につき参加者1人のみが指名できる場合、
当然有力馬に指名が重複することがあります。
その場合、どの参加者に指名権を与えるかも、
各POGで様々ではありますが、一般的にクジによる抽選が多いです。

このことから、プロ野球のドラフト制度と似ているため、
「POGのドラフト」とも言います。

獲得ポイント

次にポイントの加算ルールです。

POGではレースに出走した賞金がそのままポイントになる事多いですが、
その賞金の範囲を、中央レースに限るのか、
地方レースや海外レースでの賞金額も含めるのかで、
期間終了後のポイントが大きく変わってくることがあります。

よって、参加するPOGのポイント付与が、
どのようになっているのかを確認してから、
指名馬を選択することをお勧めします。

なぜなら、2~3歳戦にはダート戦のレース数が少ない上に、
芝のレースに比べて賞金額が少ないため、
ポイントを稼ぎ辛いのが現状です。
しかし、地方競馬はほぼダート戦ばかりですので、
地方登録されている馬はもちろんですが、
中央馬が地方競馬に参戦できる交流レースに、
積極的に出走する場合があります。

そうなると地方競馬もポイント対象の場合、
ダート馬でもポイントを稼げるので、
ダートの方が得意と思われる馬を、
指名しやすいという事になります。

 

指名馬を決めるポイント
 

では具体的にどういった馬を選んだらいいのか説明します。

ただ、僕自身がPOG上位者であるわけでもないし、
相馬眼(馬の能力を見る目)があるわけでもないので、
一般的な説明しかできないので、あしからず。
 

馬体

まず、馬体を見る方法あります。

これは、POG関連の雑誌や書籍を購入し、
本に掲載されている写真で実際に馬の体型などを見て、
走りそうな馬を選ぶ方法です。

見る人が見れば、これだけでPOG攻略できそうなんですが、
悲しいかな僕はそんな能力ありません。
おそらく、ここに訪れる初心者の方にも、
あまりお勧めできる方法とは言えません。

さらに、馬体の写真と同時に、
コメントなども記載されていますが、
経験上、役立ったことは無いです。

ただ、今シーズンどういった馬が目玉なのか、
さらには、どういった傾向が出ているのか、
そういった事も本には書かれているので、
POGを始めるにあたって、1冊は用意しておきたいアイテムです。

血統

僕含めて、初心者にも簡単に取り入れやすいのは、
血統による選択かと思います。

血統なら、その馬がどういった馬になるか、
ある程度は予測しやすいです。

例えば、

現在競馬界を席巻しているディープインパクト産駒や
ステイゴールド産駒なら、ある程度は走ることができるだろう。

サクラバクシンオー産駒なら短距離型だろう。

ミスプロ系、クロフネ系だからダート戦なら、
安定してポイントを稼いでくれるだろう。

等々。

血統に詳しくなくても、大体のイメージで、
こういった選択はできるかと思います。

もちろん、この程度でPOG攻略ができるとは言いませんが、
気楽に始める分には、これぐらいがちょうど良いと思います。

兄姉戦績

上述の血統による選択にも含まれるものですが、
指名しようかと考えている馬の兄姉(母の子供)の、
戦績を見るようにしましょう。

兄姉が全く競馬で走っていない(強くない)ような馬は、
その馬自身もあまり強くない事が多いです。
※もちろん、いきなり走り出すことも有りますが。

ですので、兄姉がいる場合、その兄姉の戦績を見て、
一定の戦績を挙げている兄弟がいる馬を選ぶようにしましょう。

一定の戦績とは、重賞やOPを勝っているというわけではなく、
(もちろん勝っているに越したことはないが)
中央競馬で1勝しているかどうかです。

兄姉が複数いる場合で、兄姉が全て1勝以上しているのなら、
その選択馬も1勝する可能性は高いと言えます。

では、兄姉がいない場合はどうするか。

これはギャンブルになります。

母の現役時代の成績や、近親馬の成績、
その選択馬と似たような血統を持つ活躍馬がいないか等、
調べていき、好走しそうなら指名すると良いです。

ギャンブル性は高いですが、
実績のある母親から生まれた子供よりも、
コチラの方がPOG人気も低いので、
当たれば(強ければ)、高ポイント獲得のチャンスでもあります。

坂路タイム

POGで選ぶ際に、その2歳馬の調教タイムで判断する方法もあります。

ただ、調教タイム全てが載っているようなサイトや雑誌は無く、
なかなか判断はし辛いのが現状。

ですが、美浦・栗東の坂路タイムは、
記載されているサイトやツールなどがあるので、
この坂路タイムで好タイムを連発しているような2歳馬を、
デビュー前に見つけ出すのも良い方法です。

具体的な例を出すと、
古い話になりますが、2010~2011年シーズンに
実際僕が指名した馬でロビンフットという馬がいました。

現在5歳で1000万下をウロウロしている馬なんですが、
この馬が6月のデビューの2週前に美浦坂路で、
53.6-38.2-24.2-11.5
(ラップ:15.4-14.0-12.7-11.5)
というタイムを出していました。

タイムの出やすい美浦坂路とはいえ、2歳馬がラスト1ハロンを
11.5でまとめてくるのは珍しいし、
なにより1ハロンごとにタイムを1秒ずつ詰めているのは、
新馬離れしていたので指名することにしました。

兄姉および近親馬に活躍馬もいなかったので、
POG人気は少なかったものの、
デビュー戦は2着、2戦目で初勝利を挙げると、
続く2歳オープン戦でレコード勝ち。
その後もオープン戦を1勝2着1回と好走しました。

2歳戦早期の活躍以後は、全く馬券に絡むことはありませんが、
POGという観点からすると、ゲーム序盤の成功例と言えます。

このように、坂路タイムはPOG指名馬を探すうえで、
重要な要素となるので、確認しておきましょう。

坂路タイムについては当ブログにもしばらく掲載することにしました。
「2歳馬坂路タイム POG’13」

その他

競走馬を預かる厩舎がどこの厩舎であるかも、
指名馬を決める上で重要な要素です。
リーディング上位厩舎は、やはり勝つノウハウが揃っているので、
競走馬の能力を引き出しやすい傾向があります。

ただし、そういった厩舎は預かる競走馬も多いため、
指名馬の出走がなかなか回ってこないというリスクもあります。

逆に預かる競走馬が少ない厩舎は、
出走サイクルが短くなる傾向があるため、
ポイントを稼ぎやすい可能性が出てきます。

競走馬の誕生日にも注目しましょう。
いわゆる「早生まれ」「遅生まれ」です。

競走馬は年の1月1日に全ての馬が1つ齢を重ねる為、
同じ2歳馬でも1月生まれと5月生まれの馬では、
成長具合が違います。

簡単に言うと、同じ能力を持った馬なら、
1月に生まれた馬の方が、5月に生まれた馬よりも、
成長速度と育成期間が長い為に、有利となります。

他にも生産牧場や馬主など、色々な角度から指名馬を探すのが、
POGの醍醐味ですが、そこまで難しく考える必要はないと、
僕は思います。

 

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