親系統の確立
親系統の確立
<親系統とは>
前回は子系統の確立について、
テスコボーイ系、トウショウボーイ系の例をだして説明しました。
しかし「子」系統というのであるのだから、
当然「親」系統もあります。
超メジャーな所ではノーザンダンサー系でしょうか。
ノーザンダンサーは、実際でもゲーム内でも数多くの子系統が成立します。
複数の子系統が成立することで、その元となった子系統は、
親系統へと昇格します。
子系統から親系統に昇格して、意味があるのかと言いますと、
通常ゲームしている範囲では、大きくは変わりません。
ただし、配合時にラインブリードを利用するには、
親系統と子系統では爆発力が変わってくるので、
できれば親系統に昇格させた方が良いでしょう。
<親系統の確立条件>
親系統の昇格は、子系統ほど楽にはできません。
親系統の確立条件は以下の通り。
①子系統Aの後継種牡馬に2つ以上の子系統が新たに成立。
②子系統Aを含めて4代にわたり子系統が成立。
③子系統Aの血統支配率が全世界10%以上、各地域12%以上。
上の3条件の内、いずれかが成立した場合、
子系統Aは親系統に昇格します。
条件②は時間がかかりますし、
条件③は今作はクラブが廃止されているので、結構難しい。
となると、簡単に見えるのは条件①になります。
ですが、この条件①は2014年以降の架空期間に入れば楽ですが、
史実期間はかなりしんどいです。
何故かと言いますと、
史実期間前半はノーザンテースト、後半はサンデーサイレンスという
大種牡馬がいる為。
子系統づくりには自家生産が必須になります。
つまり①の条件を満たすには、2つの系統づくりを自家生産で
賄う必要があります。
ノーザンテーストはまだしも、
サンデーサイレンスが本気出してくると、
同時進行で2つの系統作りは、かなりしんどいです。
よって、史実期間で親系統作りをするのであれば、
条件②で、長期的に作成していく方が確実かもしれません。
<条件②で親系統確立>
では、実際に親系統の確立を目指します。
まず、前回テスコボーイとトウショウボーイの
子系統確立が成立したので、
トウショウボーイの後継馬を子系統確立し、
テスコボーイの父であるプリンスリーギフトを
親系統に昇格させます。
まず、トウショウボーイ産駒の中から、
系統確立させたい種牡馬を選びます。
トウショウボーイにはミスターシービーがいますので、
ミスターシービー系を作るのも悪くありませんが、
今回は自家生産馬から選びました。
必ずトウショウボーイの後期の産駒よりも前期の産駒を選択してください。
サンデーサインレンス産駒が出走し出す時期か、
またはそれより後に種牡馬生活を始める産駒を選ぶと、
難易度がかなり上がります。
<親系統確立への道>
トウショウボーイとタケフブキの仔で
1986年に朝日杯FSを勝利した自家生産馬に決めました。
この馬は日本ダービーも勝利していたのですが、
通算9戦5勝だった為、引退時の種付料は900万ぐらい。
※この最初の種付料が高ければ高いほど、系統確立は楽になります。
ここでのライバル種牡馬は
ノーザンテーストとマルゼンスキー。
マルゼンスキーは配合しやすい馬なので、
自家生産馬が活躍していたというのもありますが、
ノーザンテーストは突出した馬は出ませんが、
アベレージ力が高いので、なかなか落ちません。
ですが、後述するようにサンデーサイレンスに使う裏ワザを
使うほどではありません。
忘れてはならないのが、
この時点ではまだ系統確立していないトウショウボーイ。
トウショウボーイの系統確立を目指し、
トウショウボーイ産駒も活躍させたことで、
トウショウボーイの評価が上がるということは、
目的の自家生産馬の評価は上りにくいということです。
種牡馬は、産駒が走り始めるまでは種付料はドンドン下がります。
上記自家生産馬も500万を切るか切らないかぐらいまでになりました。
めげずにどんどん自家生産で種付します。
ですが、同時にトウショウボーイの系統確立も進行しなければならないので、
だいたい、3(自家生産):7(トウショウボーイ)ぐらいで進めます。
トウショウボーイの系統確立が確実になりそうなら、
トウショウボーイの種付をやめ、自家生産馬をメインにします。
※トウショウボーイの系統確立を待つ必要はありません。
ノーザンテースト、トウショウボーイ等の勢いが落ちてくるのと
反比例して自家生産馬の評価は上がっていくはずです。
<サンデーサイレンス対策>
トウショウボーイ系が確立する頃に、
ブライアンズタイム・トニービン・サンデーサイレンスの御三家が
順番に輸入されてきます。
ブライアンズタイム・トニービンは、突出した能力の産駒が出るものの、
アベレージは高くないので、ほっといても大丈夫です。
問題はサンデーサイレンスです。
突出した能力の産駒だけでなくアベレージも高いので、
あっという間に評価が上がっていきます。
このままでは、なかなか自家生産馬の評価は上がりません。
そこで、サンデーサイレンス対策を発動。
アベレージを食い止めるのは不可能なので、
特出した能力馬を何とかします。
~方法~
突出した能力馬を自己保有し、日本で走らせない。
もしくは早期引退させます。
海外でも勝つ馬がいますが、日本で勝利するよりも評価は上がりにくいです。
早期引退も、彼らはたとえ重賞を勝っていなくても種牡馬になるので、
その後の名馬に影響はありません。
特出した能力と言っても、
過去の名馬と言われるサンデーサイレンス産駒を
全て保有する必要はありません。
フジキセキやアグネスタキオンなど、
怪我などで早くに引退するような馬は保有しなくても大丈夫。
◆自己保有するほうが良いSS産駒
1992年生まれ:ダンスパートナー
1993年生まれ:ダンスインザダーク
1995年生まれ:スペシャルウィーク
1996年生まれ:アドマイヤベガ、トゥザヴィクトリー
1998年生まれ:マンハッタンカフェ
ここら辺は系統確立までの障害になります。
もちろん、裏ワザを使わずに系統確立も可能ですが、
難易度と成立する時間はかなり高くなります。
<系統確立>
上記の方法で、自家生産馬の系統が確立しました。
そして同時に、無事プリンスリーギフトが親系統に昇格しました。
以下、サンデーサイレンスが猛威を振るっている時代に
上記自家生産馬の詳細と子系統確立した場合の目安です。
サンデーサイレンスの勢いが収まれば、
条件①でも親系統昇格は簡単に目指せるでしょう。
ちなみにサンデーサイレンス自己保有の場合、
種牡馬寿命も長くなるので、系統確立を早くしたい場合は、
サンデーサイレンス購入は控えましょう。
余談ですが、
上記の新系統を作った自家生産馬とハギノトップレディとの晩年の仔に、
スピードとサブパラが、ほぼMAXの馬が種牡馬入りしました。
現役時代は29戦21勝(GⅠ17勝)。
後天的に成長した分もありますが、
能力値がココまで綺麗に八角形の馬は初です。
<条件③での親系統確立>
親系統確立の3つの条件の内、
条件③の血統支配率での親系統確立を目指します。
条件③は子系統Aの血統支配率が全世界10%以上、各地域12%以上でした。
血統支配率はコースポで確認できます。
「コースポ」→「Leading」→「血統支配率」→「世界・地方(上の画像の場合、日本)」
と見ていくと、下のような一覧が出ます。
ここにランク付けされているのは、
親系統の名前です。
つまり、日本の血統支配率は
ノーザンダンサー系(親系統)が1位
プリンスリーギフト系(親系統)が2位
サンデーサイレンス系(親系統)が3位
となっています。
ここで、注意したいのがプリンスリーギフト系です。
上でテスコボーイ・トウショウボーイと順に子系統を作り、
さらにトウショウボーイの自家生産馬の子系統も作ったことで、
条件②の4代にわたり子系統成立で、プリンスリーギフトは
親系統に昇格済みです。
もし、この工程が無い場合、
ここはプリンスリーギフト系では無く、ナスルーラ系になっているハズ。
プリンスリーギフト系でもナスルーラ系でも、
結局は血統支配率を上げるだけなので、
どちらでも構いません。
ですが、必ず親系統に昇格させたい種牡馬の新系統成立は、
あらかじめ成功しておく必要があります。
系統成立していない種牡馬が、いきなり親系統になることはありません。
<血統支配率を上げる方法>
新系統が成立した種牡馬の子供をひたすら量産します。
さらに、活躍せずとも種牡馬入りさせ、どんどん該当種牡馬の血を拡げます。
ある程度該当種牡馬(子系統)の後継種牡馬が増えたら、
後継種牡馬の新系統づくりに励みます。
1系統作り集中よりも2系統作りの方が早いかもしれません。
(うまくいけば新親系統の条件①も成立)
※該当種牡馬(子系統)は引退してもOKです。
2000年代後半にサンデーサイレンスの勢いが収まると、
自然と血統支配率は上がっていくはずです。
すると、血統支配率ランキングの親系統別ランキングを見ると、
(プリンスリーギフト系)
該当種牡馬(子系統)の血統支配率が13.0%でした。
条件③は、子系統Aの血統支配率が全世界10%以上、各地域12%以上なので、
日本で12.0%を超えたため、該当種牡馬は親系統に昇格しました。
上のような史実期間後半でなくても、
ゲーム序盤から、条件③で親系統昇格するのは、
難易度は高いですが、不可能ではありません。
ただ、その場合もサンデーサイレンスが輸入される前に成立させましょう。
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