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交流重賞とは

「レースの種類」の記事にチラッと書きましたが、交流重賞とは、
中央競馬(JRA)・地方競馬所属関係なく出走が可能なレースの事です。

中央と地方の売り上げは、どうして格差が出てきてしまいます。

そこで1995年より、月に数回、
中央競馬所属の競走馬が地方競馬で行われる重賞に出走するなど、
中央と地方の交流を積極的に行う事により、
日本の競馬界の活性化を計りました。

つまり、ココで説明する交流重賞以外にも、
「中央指定交流レース」などもあり、
一昔前まででは考えられない程の中央と地方の交流が
図られています。

 

交流重賞というと、どうしても中央勢が
地方競馬に参戦というイメージがわきますが、
フェブラリーSや東海Sなど、中央で行われる一部の重賞レースも、
地方競馬からの参戦が可能なため、「交流重賞」の1つに数えられます。

ただ、「中央競馬関係なく」と言っても、
地方競馬のメインコースは「ダート」です。
よって、現在行われている交流重賞の全てのレースが
ダートで施行されています。

つまり、中央競馬の芝での活躍馬が交流重賞に出走してくることは珍しく、
そのほとんどがダートで活躍している馬が出走してきます。

よって、芝・ダート適正は疑いようもなく、
中央と地方の実力差がモロに出てくるため、
交流重賞は中央勢の独壇場になることが多く、
配当も人気通りに決まるため、
馬券を買う側としてのメリットはあまり見受けられません。

ただ、馬券はかなり絞りやすいレースであるため、
上手く買えば、意外と儲ける事が出来ます。

実際、1年間交流重賞だけの馬券を買っていたら、
おそらくプラス収支で終わることができるはずです。

 

では、どういった交流重賞があるか見ていきましょう。

 

~GⅠ・JpnⅠ~
(「JpnⅠ」とは、ココではGⅠと同じものと思ってください。)

川崎記念 川崎競馬場 ダ2100 1月末~2月頭頃

 ジャパンカップダート・東京大賞典からの参戦及び、
 フェブラリーSのステップレースに使う競走馬が多い。

フェブラリーステークス 東京競馬場 ダ1600 2月中~末頃
 
 上半期のダート王者決定戦。
 近年はドバイワールドカップに招待された馬の、
 壮行レースのような位置づけ。

かしわ記念 船橋競馬場 ダ1600 5月頭頃

 フェブラリーS終了後、中央のダートレースに大きな重賞が無いため、
 ココを目標にする競走馬も多い。ただ、地方勢も通用しやすいレース。

帝王賞 大井競馬場 ダ2000 6月末頃

 古馬のダートG(Jpn)Ⅰとしては上半期最後のレース。
 よって、古馬ダート中距離馬のトップレベルの競走馬が多く集まるため、
 質の高いレースが見られる。

ジャパンダートダービー 大井競馬場 ダ2000 7月頭頃

 3歳ダート馬の頂点を決めるレース。
 ほぼJRA馬で決まるが、南関東3冠の最終レースに位置づけられ、
 それまでの2冠レースで強いレースをしてきた地方馬は、
 ここでも好走するケースもある。

マイルチャンピオンシップ南部杯 盛岡競馬場 ダ1600 10月頭頃

 下半期最初のダートG(jpn)Ⅰレース。
 京都競馬場で行われるGⅠレースのマイルチャンピオンシップと
 混同されやすいため、単に「南部杯」や
 「MCS南部杯」などと表記される事がある。

 南関東勢の出走もあまりなく、ほぼJRA勢で決まります。

JBC(ジャパンブリーディングファームズカップ) 持ち回り 11月頭頃

 JBCは年によって開催競馬場を変えていく形式をとっています。
 よって、レース距離も開催競馬場により微妙に変わってきます。

 ・JBCレディスクラシック:マイル~中距離 国内唯一の牝馬限定ダートGⅠ
 ・JBCスプリント:短距離~マイル 国内唯一のダート短距離GⅠ
 ・JBCクラシック:中距離 ジャパンカップダート・東京大賞典のステップ

ジャパンカップダート 阪神競馬場 ダ1800 12月頭

 下半期のダート王者決定戦。
 海外からの戦線も可能だが、開催時期や砂質の違いで、
 近年は海外からの参戦は減っている。
 ほぼ中央勢のの独壇場。

全日本2歳優駿 川崎競馬場 ダ1600 12月中頃 

 国内唯一の2歳限定ダートGⅠ。
 特に中央では2歳ダートレースの施行が少ないため、
 ここで賞金を稼ごうとする馬も多いが、ダートでの実力差が掴めていない上に、
 地方勢も健闘するため、結構荒れやすい交流重の1つ。

東京大賞典 大井競馬場 ダ2000 12月末頃

 下半期最後のダートGⅠレース。
 有馬記念の後に行われるために、国内最後のビッグレースです。
 ジャパンカップダート組がそのまま参戦する事が多く、
 ほぼ中央勢の独壇場。

 

~GⅡ・JpnⅡ~

1月 東海ステークス(中京ダ1800)
2月 エンプレス杯(川崎ダ2100・牝)
3月 ダイオライト記念(船橋ダ2400)
5月 兵庫チャンピオンシップ(園田ダ1870・3歳)
   さきたま杯(浦和ダ1400)
6月 関東オークス(川崎ダ2100・3歳牝)
9月 ブリーダーズゴールドカップ(門別ダ2000)
   日本テレビ盃(船橋ダ1800)
10月 東京盃(大井ダ1200)、レディスプレリュード(大井ダ1800・牝)
11月 浦和記念(浦和ダ2000)
   兵庫ジュニアグランプリ(園田ダ1400・2歳)
12月 名古屋グランプリ(名古屋ダ2500)

 

~GⅢ・JpnⅢ~

1月 TCK女王盃(大井ダ1800・牝)、根岸ステークス(東京ダ1400)
2月 佐賀記念(佐賀ダ2000)
3月 名古屋大賞典(名古屋ダ1900)、黒船賞(高知ダ1400)
   マーチステークス(中山ダ1800)
4月 マリーンカップ(船橋ダ1600・牝)、東京スプリント(大井ダ1200)
   アンタレスステークス(阪神ダ1800)
5月 かきつばた記念(名古屋ダ1400)、平安ステークス(京都ダ1800)
6月 北海道スプリントカップ(門別ダ1200)
   ユニコーンステークス(東京ダ1600・3歳)
7月 スパーキングレディーカップ(川崎ダ1600・牝)
   プロキオンステークス(中京ダ1400)
   マーキュリーカップ(盛岡ダ2000)
8月 レパードステークス(新潟ダ1800・3歳)
   クラスターカップ(盛岡ダ1200)、サマーチャンピオン(佐賀ダ1400)
   エルムステークス(札幌ダ1700)
9月 オーバルスプリント(浦和ダ1400)
10月 シリウスステークス(阪神ダ2000)、白山大賞典(金沢ダ2100)
   エーデルワイス賞(門別ダ1200・2歳牝)
11月 北海道2歳優駿(門別ダ1800・2歳)
   みやこステークス(京都ダ1800)、武蔵野ステークス(東京ダ1600)
12月 クイーン賞(船橋ダ1800)、カペラステークス(中山ダ1200)
   兵庫ゴールドトロフィー(園田ダ1400)

 

※地方競馬の購入についての記事はコチラから。

 

 

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